「クレシェンド」と「クレッシェンド」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「クレシェンド」と「クレッシェンド」の違いとは?違い

この記事では、「クレシェンド」「クレッシェンド」の違いを分かりやすく説明していきます。

「クレシェンド」とは?

音楽を奏でる上で必要な表現方法のひとつとして、「強弱」があります。

その中で、「だんだん強く」というニュアンスを伝える言葉が「クレシェンド」です。

イタリア語の「crescendo」が由来で、この発音をカタカナ表記にしたのが「クレシェンド」となります。

譜面上において、表現に関する指示記号として「cresc. 」と略して書かれ、「<」の記号をフレーズの長短に合わせて長さを変えて記される場合もあります。

「クレシェンド」の反意語は、「だんだん弱く」を表す「デクレシェンド」になります。


「クレッシェンド」とは?

「クレッシェンド」は、音楽用語で「だんだん強く」を表す言葉です。

由来はイタリア語の「crescendo」で、発音をカタカナ表記したものが「クレッシェンド」というわけです。

反意語は、「だんだん弱く」を表す「デクレッシェンド」となります。


「クレシェンド」と「クレッシェンド」の違い

意味合いとしては、どちらも「だんだん強く」「次第に強く」となります。

教科書や音楽辞典によって表記に違いがありますが、イタリア語をカタカナ表記で表現しているわけですから、ニュアンスの違いとして捉えれば、どちらも正解と言えるのではないでしょうか。

要は、大事な場面で相手に伝わることが大切であると言えます。

また、発音のニュアンスで考えた場合、「クレッシェンド」の小さな「ツ」である「促音」“間”を短くすることで、限りなく「クレシェンド」に聞こえるように表現することができます。

まさしく「音楽的解釈」として説明できます。

特に、日本語の特徴として、促音が入る前の言葉にアクセントを置くケースが多く、その場合「ポケット」「スケッチ」のように、促音に“間”が生じることが分かります。

この特徴から、「クレシェンド」「クレッシェンド」において“間”の表現によって違いが生じていると理解できます。

まとめ

いかがでしたか。

「クレシェンド」「クレッシェンド」は、どちらも音楽表現用語で「だんだん強く」を表す言葉です。

イタリア語の「crescendo」の発音では「クレシェンド」のほうがそれに近いことが分かりますが、言葉の発音を音楽的表現と捉えれば、促音の“間”の表現しだいでどちらも似たような発音として考えることも可能です。

違い
違い比較辞典