この記事では、「志望動機」と「抱負」の違いを分かりやすく説明していきます。
「志望動機」とは?
「志望動機」は「しぼうどうき」と読みます。
意味は、「その企業に加わりたい、役割を務めたいと思うに至ったきっかけとなる事柄」です。
どの様なことがきっかけとなり、そうしたいと思ったのかを説明する、具体的なエピソードや事情などのことです。
「志望動機」の言葉の使い方
「志望動機」はビジネス用語の中でも特に面接用語として使われます。
「志望+動機」で成り立っている語で、「志望」は「自分はこうなりたい、こうしたいと思い願うこと」という意味、「動機」は「人が意志を決めたり、行動を起こしたりする直接の原因」という意味、「志望動機」で、「自分はこうなりた、こうしたいと意志を決めて、行動を起こすことになった直接の原因」になります。
基本的に、過去に自分が経験した事柄に使われます。
「抱負」とは?
「抱負」は「ほうふ」と読みます。
意味は、「心の中に持ち続けている、将来への決意や計画のこと」です。
これから自分がこのようなことをしたいと、心の中で思い描いている計画を表します。
「抱負」の言葉の使い方
「抱負」は名詞として「抱負がある・ない」「抱負を語る」「新年の抱負」などと使われます。
「抱」は「いだ(く)」とも読み「腕をまわしてかかえこむ」から転じて「心の中で思い続ける」という意味、「負」は「お(う)」とも読み「物を背にのせる」から転じて「後ろ盾とする」「頼みとする」という意味、「抱負」で「心の中で頼みとすることを思いつづけること」、つまり「心の中である考えや計画を思い描くこと」になります。
基本的に、将来自分がやりたい事柄に使われます。
「志望動機」と「抱負」の違い
「志望動機」は「自分はこうなりた、こうしたいと意志を決めて、行動を起こすことになった直接の原因」です。
「抱負」は「心の中である考えや計画を思い描くこと」です。
まとめ
今回は「志望動機」と「抱負」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。