「子供」と「小人」はどちらも小さな存在を指す言葉です。
2つの言葉はどのような違いで使い分けられているのでしょうか。
今回は、「子供」と「小人」の違いを解説します。
「子供」とは?
「子供」とは、「まだ大人になっていない年の若い者」を指す言葉です。
「子供」の使い方
生物は誕生してから年齢を重ねることで成長していきます。
生物の成長段階をいくつかに分けた時に若い年代を指す言葉が「子供」です。
血のつながった自分の子のことを指す意味でも使いますが一般的には年齢の若いもの全般を表す意味で使われています。
具体的な基準については国や地域によって異なりますが国際的に批准されている「児童の権利に関する条約」では成人年齢に達していない18歳未満の者を「子供」と規定しています。
日本では18歳から成人なので18歳未満が子供です。
「小人」とは?
「小人」とは、「極めて背の低い人」もしくは「極端に小さな姿をした伝説上の存在」を意味する言葉です。
「小人」の使い方
平均的な身長と比べて著しく背が低い人を指すほか、おとぎ話や物語などに登場する空想上の存在を指す意味もあります。
差別的な意味合いを強く含む言葉なので現在はあまり使われていません。
空想上の存在としての「小人」は大人がそのまま小さくなったような姿で描かれます。
性格や性質は作品によって異なりますが多くは人目を避けるように隠れて行動します。
「子供」と「小人」の違い
年齢が若くまだ成長していない者が「子供」、身長がとても低い大人が「小人」という違いで区別されます。
「子供」は将来的に成長して身長が伸びる可能性があるのに対し、「小人」は身長が低いまま成長が止まりこれ以上背が伸びる見込みがない大人に対して用いる表現です。
「子供」の例文
・『子供が公園で遊んでいる』
・『子供用の服を買う』
「小人」の例文
・『小人と呼ばれるぐらい背が低い』
・『小人の図鑑を購入する』
まとめ
「子供」と「小人」は成長の見込みがあるかないかで区別されます。
明確な基準で使い分けられる言葉なので憶えておきましょう。