この記事では、「伺いました」と「参りました」の違いの違いを分かりやすく説明していきます。
「伺いました」とは?
「伺いました」には主に4つの意味があります。
1つ目は「聞きました」の謙譲語です。
目上の人から何かを聞いたとき、その際には「聞きました」ではなく「伺いました」を用います。
例えば、「部長から明日の件について伺いました」といった形で使用します。
2つ目は「尋ねた」「問うた」の謙譲語です。
目上の人に質問したこと、意見を聞いた際に「伺いました」を用います。
例えば、「部長に疑問点につて伺いました」といった形で使用します。
3つ目は「訪れた」の謙譲語です。
目上の人がいる場所に訪問した際「伺いました」を用います。
例えば、「先生のお宅に伺いました」といった形で使用します。
4つ目は祭事などで神託を受けたことを意味し「伺いました」を用います。
「伺いました」はこのように、様々な言葉の謙譲語になります。
「参りました」とは?
「参りました」は謙譲語だけではなく丁寧語の過去形を意味します。
目上の人がいる所に「行った」といった意味では、「参りました」は謙譲語になります。
また、相手を尊敬し過去の自分の動作に使う「参りました」の場合は、「行った」「来た」の丁寧語です。
また、勝負に負けた際に負けを認める言葉として「参りました」を使用します。
「伺いました」と「参りました」の違いの違い
「伺いました」と「参りました」の違いの違いを、分かりやすく解説します。
「伺いました」は謙譲語です。
意味は「聞きました」「尋ねた」「訪問した」になります。
一方、「参りました」は謙譲語と丁寧語の過去形です。
「行った」を意味する謙譲語のほか、「行った」「来た」の丁寧語の過去形といった意味もあります。
「伺いました」の例文
・『先日、恩師のお宅に伺いました』
・『教授にわからない点について伺いました』
「参りました」の例文
・『さすがに、今年の猛暑には参りました』
・『お客様のお宅まで参りました』
まとめ
「伺いました」と「参りました」には以上のような違いがあります。