「希少」と「希有」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「希少」と「希有」の違いとは?違い

この記事では、「希少」「希有」の違いを分かりやすく説明していきます。

「希少」とは?

名詞や形容動詞として使われます。

意味は、「数が少なくて珍しいこと。また、そのさま」です。

例えば、「希少な資源」「希少動物」「希少価値」などと使います。

この言葉は、絶対的な数の少なさが希少性につながっていることを表します。

つまり、他と比べても明らかに少ないものや、入手困難なものに対して使われます。


「希有」とは?

名詞や形容動詞として使われます。

意味は、「めったにない」「まれにある」「ふしぎな」「奇異な」「とんでもないこと」「けしからぬこと」です。

例えば、「希有な才能」「希有な出来事」「希有な方」などと使います。

この言葉は、可能性や確率の低さが希少性を裏付けていることを表します。

つまり、一般的にはありえないようなものや、特別なものに対して使われます。


「希少」と「希有」の違い

「希少」「希有」の違いを、分かりやすく解説します。

「希少」「希有」の違いは、「希少」は少ないながらも幾らかの数がありますが、「希有」は唯一無二かそれに近い状態で変わるものがほぼない状態を指しています。

また、「希少」は客観的な事実に基づいて判断されますが、「希有」は主観的な感想や評価に基づいて判断されます。

「希少」の例文

・『彼は希少な血液型だ』
・『パンダは希少動物として保護されている』

「希有」の例文

・『彼女は希有な才能の持ち主だ』
・『このような希有な出来事に遭遇するとは思わなかった』

まとめ

「希少」「希有」は、どちらも「めったにないこと、非常に珍しいこと」を意味する言葉ですが、微妙なニュアンスの違いがあります。

「希少」は、少ないながらも幾らかの数がありますが、その一方で、「希有」は、唯一無二かそれに近い状態で変わるものがほぼない状態を指します。

ぜひ、それぞれの言葉を正しく使い分けるようにしましょう。

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