この記事では、「補遺」と「補足」の違いを分かりやすく説明していきます。
「補遺」とは?
補遺は、ほいと読むのが正解な言葉です。
漢字で書かれたこの言葉を見れば理解出来る事でしょうが、欠けた所をつぎ足して埋めるといった意味の補の漢字に、後に残るとかおくる等の意味がある遺の漢字を付け足す事で成立した言葉となっています。
だからこそ補遺は、漏れた事柄を後から補う事を表すのです。
「補遺」の言葉の使い方
補遺は、漏れてしまった事を後から補うといった意味に使われる言葉となっています。
基本的に書き漏らしてしまった事柄を、後から補って加えるという意味で、本に対して使用される言葉です。
「補足」とは?
補足は、ほそくと読むべき言葉となっています。
文字で記されたこの言葉を目にすれば一目瞭然な事ですが、足りない部分をおぎなうという意味を持つ補の漢字に、十分にあるやたすといった意味を有する足の漢字を付け加える事で完成した言葉です。
以上の事から補足は、不十分な所を補う事を示すのです。
「補足」の言葉の使い方
補足は、十分でない部分を付け足し補う、という意味に用いられる言葉となっています。
良く見掛けるのが、説明を補足するといった表現であり、説明として不足している言葉を補って加えるといった意味となるのです。
他にも、補足資料といった言葉も見掛ける事が出来ます。
「補遺」と「補足」の違い
補遺と補足の漢字表記を見比べれば、2文字目の漢字が遺と足という違いがある事に気付く事が可能です。
所が最初の漢字はどちらも、同じ補であり、不足した所を補うという似た様な意味合いを持っています。
ただし補遺は、本で漏れてしまった部分を補って加えるという意味を表すのです。
一方の補足は、説明や言葉に使われる事が多いですが、より幅広く不足を補うという意味を示します。
まとめ
2つの言葉は、最初の漢字がどちらも補であり、しかも足りない部分を付け加えるという同じ様な意味を所有している言葉同士です。
とはいえ補遺は、本で漏れてしまった事柄を後から付け加えるといった意味の言葉として使われています。
対する補足は、様々な不足を補うという意味で用いられる言葉です。