「たくあん」と「つぼづけ」の違いとは?分かりやすく解釈

「たくあん」と「つぼづけ」の違いとは?違い

この記事では、「たくあん」「つぼづけ」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「たくあん」とは?

糠床【ぬかどこ】でじっくりつけた大根を「たくあん」といいます。

日本では古くからご飯のおかずとして作られている漬物であり、野菜の旨みを引き出し、甘みが楽しめるものとして重宝されてきました。

生大根だけでなく、干したもので作られている商品もあります。

原材料としては、酵母エキスを入れれば食材の旨みを出し、甘味料で甘みを出します。

また、魚醤粉を入れたり、貝カルシウムを入れてさらに味を出す企業もあるのが「たくあん」の特徴です。

噛めばぱりっとした食感を味わえるのも魅力の一つになります。


「つぼづけ」とは?

寒風に大根をさらしたり、太陽の下で乾燥させるといった工程を繰り返して、大根をつぼに入れて漬けたものを「つぼづけ」といいます。

寒い季節になると田舎ではよく作られる漬物であり、乾燥させた大根を海水の入った臼に入れて、やわらかくなるまで浸すわけです。

それから冷たい風が吹き付ける気温が低い外で干した後、塩もみした大根をさらにつぼに入れたら空気が中に入らないよう密閉させて漬けるといった手間がかかる工程を経て作られます。

そんな「つぼづけ」はしだいに人気商品となり、生産が間に合わないため醤油を入れて漬けるようになりました。


「たくあん」と「つぼづけ」の違い

「たくあん」「つぼづけ」の違いを、分かりやすく解説します。

よく洗った大根を古くから伝わる糠床に入れて漬けたものを「たくあん」といいます。

漬けることで野菜の旨みと甘みを引き出し、ご飯に合うおかずになるわけです。

そのまま食べても、醤油を付けるのも美味しく食べられる方法になります。

細かく刻んでご飯と混ぜ合わせたり、炒めた料理にしても相性がいい料理方法です。

もう一方の「つぼづけ」は寒風と天日にさらした大根をつぼに漬けたものであり、独特な食感と味が楽しめます。

壷には塩だけを入れることもありますが、醤油を入れて漬ける場合もあり、企業によって味付けが異なるわけです。

まとめ

どちらも大根を使った漬物を指しますが、味や作り方に違いがありますので、どう違うか自分なりに比較してみるといいでしょう。

違い
違い比較辞典