この記事では、「高揚感」と「ハイテンション」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「高揚感」とは?
気持ちが大きく高ぶるという意味がある「高揚感」【こうようかん】は、幸せに包まれている状態を表します。
普通の状態よりも気持ちが高ぶって興奮し、気分が良い状態を指す言葉です。
興奮する体験を経て「高揚感に包まれる」というように、いかに高ぶる気持ちが全身を包み込むか表します。
主に、内面に視点を向けて、いかに感情が高まっているか示す言葉です。
「ハイテンション」とは?
とても気持ちが前向きで、気分が高まっている様子を「ハイテンション」といいます。
英語ではなく、日本人が考え出した言葉であり、いかに人が興奮しているか表せる言葉なのです。
「今日の彼氏はハイテンション」というように、気持ちが高ぶっていて元気が良いさまを伝えられます。
元々はテンションが高いをカタカナにしたもので、若者の間で広まりました。
「高揚感」と「ハイテンション」の違い
ここでは「高揚感」と「ハイテンション」の違いを、分かりやすく解説します。
感情が高ぶっている様子を表す言葉を「高揚感」といい、とても気分が良いという状態を表す言葉です。
もう一方の「ハイテンション」は和製英語で、少し砕けた冗談を交えて伝えられます。
「ハイテンション」の方がより楽しく、元気に飛び跳ねるほど楽しい様子を伝える言葉です。
「ハイテンション」の方が「高揚感」よりも気分が高い様子を如実に楽しさを交えてSNSや掲示板で伝えられます。
「高揚感」の例文
・『戦に向う武士の高揚感が画面から伝わってくる作品だった』
・『甲子園に出場する野球少年の高揚感が客席にまで伝わる』
「ハイテンション」の例文
・『初めての海外旅行に、ハイテンションな行動を見せる弟だった』
・『真面目な生徒会長がハイテンションで学園祭を楽しんでいた』
まとめ
同じ意味を持つ言葉を2つご紹介しましたが、真面目な文面では「高揚感」を使い、少し軽い口調で伝えるときは「ハイテンション」を使うといいでしょう。