この記事では、「相応」と「応分」の違いを分かりやすく説明していきます。
「相応(そうおう)」とは?
「相応」には以下の意味が含まれています。
・「釣り合いがとれていることや相応しいこと、その様」>
・仏教用語として、「心と心の働きがお互いに結びついていること」や「心と対象世界との結合や因と果の結合、身と口と意の三業の結合」>
「相応」の類義語には「適当(てきとう)」や「適切(てきせつ)」、「妥当(だとう)」や「好適(こうてき)」、「順当(じゅんとう)」や「マッチ」、そして、後述する「応分(おうぶん)」などがあります。
「相応」の使い方
「相応」は名詞としてや、形容動詞として使われています。
「応分(おうぶん)」とは?
「応分」とは、「身分や能力に相応しいことやその様」を意味する言葉です。
「応分」の類義語には先述した「相応」をはじめ、「見合(みあ)う」や「値(あたい)する」、「沿(そ)う」や「そぐう」、「手頃(てごろ)」などがあります。
「応分」の使い方
「応分」は名詞としてや、形容動詞として使われています。
「相応」と「応分」の違い
「相応」が主に意味することろは「釣り合いがとれていることや相応しいこと、その様」になります。
対して、「応分」は「身分や能力に相応しいことやその様」を意味する言葉になります。
近しい意味を表すことから、2語は類義語の関係に当たると言えます。
「相応」の例文
・『自分の能力や経験に相応した行動を取らなければ、身を滅ぼす可能性が高い』
「応分」の例文
・『彼は今の生活に不満もあるが、自身に応分した生活であるという自覚もあるようだ』
まとめ
「相応」は「釣り合いがとれていることや相応しいこと、その様」や仏教用語としての意味を含める言葉です。
そして、「応分」は「身分や能力に相応しいことやその様」を意味する言葉でした。
近しい意味を表す言葉であるため、2語は類義語の関係に当たると言えます。