この記事では、「天ぷら」【てんぷら】と「沖縄の天ぷら」【おきなわのてんぷら】の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「天ぷら」とは?
衣は薄めに絡めて、180度ほどの油で揚げるのが「天ぷら」【てんぷら】です。
よく選ばれるものとしては海老やいか、キスなどの魚介類ですが、細切りにした人参や牛蒡、玉葱などが挙げられます。
他にも春の季節にはウドや菜の花、蕨【わらび】などの野菜であったり、大蒜【にんにく】、春菊、大葉もよく選ばれている食材です。
本土では揚げたものに甘い醤油ダレをかけてご飯の上にのせた天丼や、蕎麦と一緒に出すなどして食べられています。
「沖縄の天ぷら」とは?
あえて衣が厚くなるよう食材に卵と水を混ぜた小麦粉をたっぷり絡めて揚げるのが「沖縄の天ぷら」【おきなわのてんぷら】です。
衣がかなり厚いため食感はもふもふとしていて、お腹にたまる料理です。
地元の人は本土でタネという食材を「芯」といった言い方で呼び、子供からお年寄りにまで食べられています。
タネには魚やイカが人気ですが、沖縄ではオオタニワタリ、もずく、あおさといったものがよく選ばれている食材です。
「天ぷら」と「沖縄の天ぷら」の違い
「天ぷら」と「沖縄の天ぷら」の違いを、分かりやすく解説します。
本土では「天ぷら」といい、衣は薄く付けてから揚げた料理を指します。
衣が薄いため、サクッとしている歯応えが感じられるのも魅力の一つです。
海老であれば頭や形状が分かるほど衣は薄く、鰹ダシが入った醤油で作った汁にくぐらすように付けて食べます。
ときに大根おろしを入れたり、蕎麦や天丼にして食べる料理です。
もう一方の「沖縄の天ぷら」はかなり太く揚がるよう衣をたっぷりと絡めて揚げているので、食材の形状が分かりません。
食感はもふっとしていて、おかずというよりも、子供がおやつとしてそのまま歩いて食べたり、塩を付けて食べます。
まとめ
どちらも衣を絡めて、油で揚げて食べる料理ですが、食感や見た目、食べ方に違いがありますので、自分なりに異なる点を見比べてみましょう。