この記事では、「おかゆ」と「おじや」の違いについて紹介します。
おかゆとは?
おかゆとは、米を多めの水で柔らかく炊いた料理のことをいいます。
風邪をひくなど体調が悪い時に食べるイメージがありますが、これは消化が良いからです。
体も温まるので、胃腸が弱っている時にも食べられます。
また、子どもの離乳食や介護食、精進料理などとして食べることもあります。
おかゆには水の量によって種類があり、全粥・七分粥・五分粥・三分粥などに分けられます。
全粥とは、米の5倍の量の水で炊いたおかゆになります。
三分粥は、米の20倍の量の水で炊いたものです。
米だけをつかった白粥が定番ですが、米以外にも小豆や芋、蕎麦などの穀類を使ったおかゆもあります。
おじやとは?
おじやとは、ご飯を煮込んでつくる料理のことをいいます。
雑炊と呼ばれることもあり、肉や魚介類、野菜、卵などを入れたり、味噌や醤油などで味をつけて作ります。
昔は炊いたご飯を保存したり、温めたりすることが難しかったのでおじやにして食べていました。
なぜ、おじやと呼ばれるようになったのかははっきりしませんが、雑炊を意味する女房言葉が語源ともいわれています。
「じや」というのが煮込むことを意味しており、そこからおじやという言葉が生まれたと考えられています。
おかゆとおじやの違い
おかゆは米から炊いた料理で、おじやはご飯を煮込んで作る料理です。
ただし、おかゆにはご飯から作る入れ粥と呼ばれるものもあります。
また、おじやは雑炊とも呼ばれていて、肉や魚、卵、野菜などの具材を入れることが多いです。
おかゆというと米だけで作る白粥が一般的ですが、中華粥や七草粥など具材を入れているものもあります。
七草粥は、春の七草を茹でて刻みおかゆに混ぜ込んだ料理です。
1月7日に食べる風習があります。
まとめ
おかゆは米を多めの水で炊いて作る料理で、おじやはご飯を煮込んで作る料理になります。