「定宿」と「常宿」には、どのような違いがあるのでしょうか。
この記事では、「定宿」と「常宿」の違いを分かりやすく説明していきます。
「定宿」とは?
「定宿」は、「じょうやど」と読みます。
意味は、いつも決まって泊る宿、いつも決まって遊興する茶屋になります。
「定宿」の「定」には、さだまる、きまる、おちつく、動かない、必ず、といった意味があります。
このような意味を持つ「定」が使用されていることから、「定宿」は、定まった宿、決まった宿、必ず泊まる宿、といったものになります。
「定宿」の言葉の使い方
「定宿」の場合、「京都での定宿は○○と決めている」や「私の定宿は○○です」などといった形で用いられます。
「常宿」とは?
「常宿」は、「じょうやど」と読みます。
意味は、いつも決まって泊る宿、いつも決まって遊興する茶屋になります。
「常宿」の「常」には、つねに、いつも、いつまでも変わらない、特別ではない、普通の、といった意味があります。
このような意味を持つ「常」が使用されていることから、いつもの宿、特別ではない宿、普通の宿、いつまで変わらない宿、といったものになります。
「常宿」の言葉の使い方
「常宿」の場合、「お気に入りの常宿」や「ここに来ると、常宿に泊まることに決めています」などといった形で用いられます。
「定宿」と「常宿」の違い
「定宿」と「常宿」は、同じ読み方で、同じ意味を持つ言葉になります。
そのため、どちらを用いても間違いだということはありません。
一般的には、「常宿」の方が多く用いられている傾向にあります。
「定宿」の「定」には、さだまる、きまる、おちつく、といった意味があり、定まった宿といったものになります。
一方、「常宿」の「常」には、つねに、いつも、いつまでも変わらない、といった意味があり、常に同じ宿といった意味が強くなります。
2つの言葉の違いはこの程度の違いになります。
まとめ
以上のことから、同じ意味を持つ2つの言葉だということがわかります。