この記事では、「心中お察しします」と「ご心労お察しします」の違いを分かりやすく説明していきます。
「心中お察しします」とは?
「心中」には、心の中、胸中、を意味します。
また、「察する」は物事の事情などをおしはかってそれと知ること、他人の気持ちをおしはかって同情すること、といった意味があります。
つまり、「心中お察しします」とは、相手の心の中を思いやることを意味する言葉として用いられます。
相手に何か悲しいことがあったとき、不幸なことがあったときなど、相手に寄り添う気持ちを伝える表現方法として「心中お察しします」を用います。
「ご心労お察しします」とは?
「心労」には、あれこれ心配して心を使うこと、心配することでの精神的な疲れ、気苦労、気疲れ、といった意味があります。
また、「察する」は物事の事情などをおしはかってそれと知ること、他人の気持ちをおしはかって同情すること、といった意味があります。
つまり、「心労お察しします」とは、相手が心配していること、気苦労していることなどをおしはかったうえで、相手に寄り添う気持ちを表現する方法になります。
「心中お察しします」と「ご心労お察しします」の違い
「心中お察しします」と「ご心労お察しします」の違いを、分かりやすく解説します。
どちらも、相手のことを思い寄り添う気持ちを伝える表現方法となります。
そのうえで、「心労お察しします」の場合のみ、相手が精神的に追い込まれている場合だけに用いることができるといった違いがあります。
反対に「心中お察しします」の場合は様々な状態で用いることが可能です。
「心中お察しします」の例文
・『さぞ、驚かれたことと心中お察しします』
・『あなたのその悔しさ、心中お察しします』
「ご心労お察しします」の例文
・『災害の被害を受けたとお聞きし、ご心労お察しします』
・『仕事でトラブルに遭われたとのこと、心労お察しします』
まとめ
似たような意味を持つ言葉ですが、この2つの言葉は使用する場面に多少の違いが存在することになります。
