「入れ知恵」と「受け売り」の違いとは?分かりやすく解釈

「入れ知恵」と「受け売り」の違いとは?違い

この記事では、「入れ知恵」【いれぢえ】と「受け売り」【うけうり】の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「入れ知恵」とは?意味

人から聞いた知識をそのまま自分のものにして、いいことがあるよう仲間に伝授することを「入れ知恵」【いれぢえ】といいます。

自分で思いついたことではなく、人から聞いたことをあたかも自分が考えたかのようにして知識を他人に伝えるわけです。

いろいろな人の知恵を習得して、人を助けたい、いいことがあるようにと願って知恵を教えてあげます。


「受け売り」とは?意味

人から聞いたことをまた他の者に吹き込むことを「受け売り」【うけうり】といいます。

知識を一度自分が受け取るように聞いてから、聞いた話を他人に伝えるという意味があるわけです。

聞く側としては、本人の知恵かと思えば、人から聞かされた「受け売り」と分かったとき、まったく馬鹿にしたように感じるでしょう。


「入れ知恵」と「受け売り」の違い

「入れ知恵」「受け売り」の違いを、分かりやすく解説します。

他人から聞いた知恵を自分のものにして、人に伝えることを「入れ知恵」といいます。

聞く者が話した知識によって得したり、いいことがあるように知識を教えてあげるのです。

もう一方の「受け売り」は、人から知識を一度自分のものにしておいて、他人に伝えることを「受け売り」という違いがあるわけです。

どちらも聞く側が少し卑怯な感じがするという意味合いで使われています。

「入れ知恵」の例文

・『兄から入れ知恵を聞いて、実行すれば人から感謝された』
・『入れ知恵ではあるが、参考になるので知って得をした』

「受け売り」の例文

・『信用できる人だと思って聞いていれば、受け売りで驚いた』
・『先輩の知識を後輩に伝えれば受け売りだと勘ぐられた』

まとめ

どちらも人から聞いた知識に焦点を当てている言葉であり、意味が似ていますが、使うときの状況に違いがありますので、自分なりに考えて使ってみるといいでしょう。

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