この記事では、「エゴイスト」と「自己中」の違いを分かりやすく説明していきます。
「エゴイスト」とは?
エゴイストは、egoistとも表記出来る言葉です。
ラテン語で私のという意味を持っている、egoから派生した言葉をカタカナ表記にしたのが、このエゴイストとなっています。
だからこそエゴイストは、利己主義者や利己的な人物を示すのです。
より詳細に説明すると、他者がこうむるであろう不利益は考慮せずに、自分の利益のみを追求して行動する人に対して、このエゴイストの言葉が用いられています。
「自己中」とは?
自己中は、じこちゅうと読むのが正解な言葉です。
漢字で書かれたこの言葉を見れば理解出来る事ですが、自分自身とか己といった意味を持っている自己の漢字に、中心的という意味の略語である中の漢字を付け足す事で成立した言葉となっています。
故に自己中は、自己中心的の略語であり、全ての事を自分を中心に考えて、他者についてまるで考えが及ばない様子やそういった人物を表すのです。
「エゴイスト」と「自己中」の違い
エゴイストと自己中の文字表記を並べて見比べると、そもそもカタカナと漢字でなので見た目が全然違う上に、読み方も違っています。
所がどちらも自分勝手という意味で使用される言葉同士で、表現する意味は似ているのです。
とはいえ意味のニュアンスには違いがあるので、そこを踏まえれば問題なく使い分け出来ます。
まずエゴイストは、自身の利益や快楽だけを追求して行動する人物を示すのです。
もう一方の自己中は、自分以外の人間の心理を考えられず身勝手に振る舞う人を表します。
まとめ
2つの言葉は使用している文字も読み方は全然似ていませんが、どちらも身勝手な人物を指し示す言葉として使用される言葉です。
表現する意味合いには似ている部分がありますが、意味のニュアンスには相違点もあるのでそこを把握すれば、無理なく使い分けが出来ます。
ちなみにエゴイストは、他人の不利益を省みず、自分の利益のみを追い求める人に対して用いる言葉です。
対する自己中は、他者の視点や心理を考慮する事が出来ず、自分中心の行動や振る舞いをする人物を表現する際に使われています。
