「要網」と「要領」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「要網」と「要領」の違いとは?違い

この記事では、「要網」「要領」の違いを分かりやすく説明していきます。

「要綱」とは?

「要綱」の読み方は「ようこう」です。

意味は、基本となる大切な事柄。

また、それらをまとめたものを意味します。

言い換えれば、「まとめ」「概略」「要覧」「あらすじ」「ひと通り」などになります。

例えば、「学習要綱」は、学習に必要な大切な事柄をまとめたもの。

「募集要綱」は、募集にあたり必要な基本事項をまとめたものを意味します。

そのほか、「実施要綱」「指導要綱」などといった言葉があります。


「要領」とは?

「要領」の読み方は「ようりょう」です。

意味は、物事の最も大事な点。

物事の要点をつかんだ、上手な処理の仕方です。

言い換えれば、「ポイント」「要点」「コツ」「秘訣」などになります。

例えば、「要領がいい」とは、物事の要点をつかみ処理が上手なこと、速いことを意味します。

反対に遅いことを「要領が悪い」と言います。

そのほか、「要領をつかむ」「要領を得ない」「要領がわからない」などといった形で使用します。


「要網」と「要領」の違い

「要網」「要領」の違いを、分かりやすく解説します。

「要綱」の意味は、基本となる大切な事柄。

また、それらをまとめたもの。

「要領」の意味は、物事の最も大事な点。

物事の要点をつかんだ、上手な処理の仕方です。

つまり、何かをまとめた際の内容の違いを比較した場合、「要綱」は基本となる大切な事柄をまとめたものを指し、「要領」は最も大切な点をまとめたものを指す言葉になります。

「要綱」の例文

・『私が通う塾では学習基本要綱に従い授業が進められていきます』
・『人事担当の私が募集要綱を作成することになりました』

「要領」の例文

・『まだ、この会社の要領がわからないのでどうしても時間がかかってしまいます』
・『彼は昔から要領が悪く、いつも一人だけ先生に叱られていました』

まとめ

同じまとめたものでも、「要網」「要領」とでは、その内容に違いがあります。

違い
違い比較辞典