この記事では、「サンデーダウ」と「ダウ先物」の違いを分かりやすく説明していきます。
「サンデーダウ」とは?
「サンデーダウ」とは、通常の市場が閉じている土日に行われるNYダウ平均株価の差金決済取引(Contract For Difference)のことです。
NYダウ平均株価は、日本で言う日経平均株価に相当するような米国株式市場における代表的な株価指数のことで、日本と同様に土日は取引が行われていません。
差金決済取引(CFD)は、受け渡し日に買い付け代金または売りつけ原資産(商品)の提供によって決済をせずに売買差益を得ることを目的としている取引となり、ダウの取引はIG証券のCFDで可能となります。
「サンデーダウ」は、原資産の受け渡しがないため、NYダウ平均株価を参照して、決済できない市場が閉じている時間帯でも売値と買値の差損利益部分のみで取引する金融商品となります。
日本時間の土曜日の午後1時もしくは午後2時(サマータイム時)から始まって、翌週のNY市場が始まる時間に終わります。
「ダウ先物」とは?
「ダウ先物」とは、NYダウ平均株価を対象とした先物取引で、満期時点でのNYダウ平均株価の数値で差金決済されるものとなります。
先物取引は、原資産(商品)を将来の決められた期日(満期)に取引時点で決められた価格で売買するという取引方法です。
その性質上、市場が開いている時間帯のみ行われる取引となります。
「サンデーダウ」と「ダウ先物」の違い
「サンデーダウ」と「ダウ先物」の違いを、分かりやすく解説します。
「サンデーダウ」は、土日に行われるCFD取引で原資産を取引せずに差額のみをやり取りすることを指すのに対し、「ダウ先物」は、NYダウ平均株価を対象とする先物取引で、予め決められた満期に決められた価格で原資産を取引するという違いがあります。
まとめ
「サンデーダウ」と「ダウ先物」について説明しました。
「サンデーダウ」は、土日に行われるCFD取引のことで、原資産を取引せず差額のみをやり取りする取引方法です。
「ダウ先物」とは、NYダウ平均株価を対象とする先物取引のことで、予め決められた満期に決められた価格で原資産をやり取りする取引方法です。