「散乱」と「拡散」の違いとは?分かりやすく解釈

「散乱」と「拡散」の違いとは?違い

この記事では、「散乱」【さんらん】と「拡散」【かくさん】の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「散乱」とは?意味

ガラスや物が床に飛び散っているさまを「散乱」【さんらん】といいます。

強い風が吹き付けたとき窓ガラスが割れてしまい、粉々になったガラスが散らばり、踏み場がないほどひどい状態になってしまう状況を表すわけです。

また、服や物を片付けなかったばかりに、ソファの上は服で埋もれ、机の上は食べ散らかした食べ物や食器がたくさんのっているため汚らしいあり様という意味もあります。


「拡散」とは?意味

SNSでは「拡散」【かくさん】してもらうことで多くの人に知ってほしいと思う情報をいっきに広めてもらえます。

例えば、猫を拾ったとき、飼い主を早く見つけたいとき「拡散してください」と書き込めば早く飼い主が見つかるでしょう。

また、災害が起きて物資に困っているので寄付してほしいと全国の人に拡散してもらえばより多くの物資が集まるわけです。


「散乱」と「拡散」の違い

「散乱」「拡散」の違いを、分かりやすく解説します。

ひどく物が床に散らばった状態を「散乱」といいます。

驚くほどゴミが床の上に散らばっていたり、ティッシュが何十枚も床の上に落ちていて汚らしいさまを表すわけです。

もう一方の「拡散」は、SNSで自分が知ってほしいと思う情報を多くの人に流してもらうため、気軽に言葉で広める方法を意味します。

「散乱」の例文

・『ドアを開けるとドッグフードが辺り一面に散乱していた』
・『子供が振り回した枕から飛び出た羽根がベッドの上に散乱した』

「拡散」の例文

・『地震が起きたとき、物資が貰える場所を拡散して伝えた』
・『歌手がイベントする場所に集まるようファンに拡散してもらった』

まとめ

似ているようで意味に違いがある言葉を2つご紹介しました。

自分なりにどのような場面でどう使えばいいか学び、うまく使いこなしてみるといいでしょう。

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