この記事では、「産卵」と「放卵」の違いを分かりやすく説明していきます。
「産卵」とは?
「産卵(さんらん)」とは、卵を産むことを意味しています。
「産卵」の「産」には、「うむ」、「うまれる」などの意味があります。
また「卵」は、「たまご」、「鳥類や魚類などのたまご」などを指しています。
そのため、漢字の意味から見ると、「産卵」は「卵を産む」と言う意味合いになります。
「放卵」とは?
「放卵(ほうらん)」とは、水生動物などが水中で、卵を体外に放出することで、水中に「産卵」することを意味しています。
「放卵」の「放」は、「はなつ」、「ほうる」などの意味を持っています。
また「卵」は前述と同じ意味です。
そのため、漢字の意味から見ると、「放卵」は「卵を放つ」と言う意味合いになります。
「産卵」と「放卵」の違い
「産卵」と「放卵」の違いを、分かりやすく解説します。
「産卵」とは、卵を産むことを言います。
「放卵」は、水生動物などが水中で、卵を体外に放出することを指しています。
「産卵」は卵を産むことを意味していますが、「放卵」は、水生動物などが水中に卵を放出することなので、この点が異なっています。
「放卵」は水中に「産卵」することなので、「産卵」の一つの方法だとも言えます。
まとめ
多くの鳥類のように、「産卵」をした後に「抱卵(ほうらん)」をする生き物がいる一方で、それを行わないものもいます。
陸上と水中では、「産卵」の仕方も異なってくるようです。
また、同じ「ほうらん」でも、「放卵」と「抱卵」では意味が違いますし、動物によって「産卵」方法も違いが見られます。
「卵」を含む熟語は他にも、「孵卵(ふらん)」、「卵殻(らんかく)」、「卵生(らんせい)」などが挙げられます。
「孵卵」は卵が孵(かえ)ることや、孵すことを意味しています。
また、「卵殻」は卵の殻(から)を指しています。
さらに、「卵生」は卵の形でうまれることを表しています。