この記事では、「散策」と「探索」の違いを分かりやすく説明していきます。
「散策」とは?
「散策」は「さんさく」と読みます。
意味は、「これと言った目的もなく、ぶらぶらと歩き回ること」です。
特に行き先を定めず、周囲の景色や雰囲気などを楽しみながらそぞろ歩きすることです。
「散策」の言葉の使い方
「散策」は名詞として「散策する・した」と使われます。
「散」は「ばらばらに散らばる」から転じて「とりとめがない」「気ままにぶらぶらする」という意味、「策」は「杖をつく」という意味、「散策」で「高齢者が杖をついて気ままにぶらぶらする」という意味でしたが、現在では転じて「あてもなく気ままにぶらぶらする」という意味で使われています。
「探索」とは?
「探索」は「たんさく」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「まだ誰も知らない事柄を調べること」という意味で、未知の事柄を解明する為に行動することです。
2つ目は「容疑者の罪状や行方などを調べること」という意味で、事実をはっきりさせる為に行動することです。
「探索」の言葉の使い方
「探索」は名詞として「探索する・した」「水中探索」などと使われます。
「探」は「さぐ(る)」とも読み「奥深く調べる」という意味、「索」は「手がかりによって明らかにする」という意味、「探索」で、「手がかりを奥深く調べて明らかにする」になります。
「散策」と「探索」の違い
「散策」は「あてもなく気ままにぶらぶらすること」です。
「探索」は「手がかりを奥深く調べて明らかにすること」です。
「散策」の例文
「散策」の例文は以下の通りです。
・『紅葉の季節に野山を散策する』
・『旅行先で海辺を散策する』
・『昔ながらの路地裏を散策する』
「探索」の例文
「探索」の例文は以下の通りです。
・『無人船で海底を探索する』
・『樹海の謎を探索する』
・『容疑者の行方を探索する』
まとめ
今回は「散策」と「探索」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。