「に限らず」と「のみならず」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「に限らず」と「のみならず」の違いとは?違い

この記事では、「に限らず」「のみならず」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「に限らず」とは?

1つの提案に限定するのではなく、また別の案もあると強く伝えるとき使うのが「に限らず」【にかぎらず】です。

「この答えに限らず」というように、質問に対して色々な回答ができると使います。

「平日に限らず、週末も営業中」と多くの人が休みであっても、普段通りに店を開けていることを人々に伝えて利用してもらえるように伝えるのです。


「のみならず」とは?

多くの人が考える事柄だけではなく、また別の案があると伝える言葉が「のみならず」です。

「この提案のみならず」というように、他にも良い案があると提案します。

先の提案に追加する意味で使われている言葉でもあり、自分なりの考えを伝えたり、さらに問題解決の糸口を見いだすための方法を考えて伝えるのです。

大きく違う提案するよりも、同等のレベルに値する内容を伝える場面で使います。

「のみ」という副助詞を否定するために「ならず」を掛け合わせた言葉です。


「に限らず」と「のみならず」の違い

「に限らず」「のみならず」の違いを、分かりやすく解説します。

取り上げた提案の他にも、また違った案があると知らせるために使うのが「に限らず」です。

もう一方の「のみならず」は先に述べた案と同等の内容を考えて提案する意味で使われています。

「に限らず」は、1つの案に対して別のやり方があると伝えられる言葉ですが、「のみならず」はもう少し幅広い範囲に目を向けて、いくつかのやり方があると伝える言葉です。

「に限らず」の例文

・『駅前にあるジムは男性に限らず、女性も利用している』
・『最近は高齢者に限らず、若者の旅行離れが増えている』

「のみならず」の例文

・『弟のみならず、兄も韓国語が流暢に話せるのが羨ましい』
・『国内のみならず、海外でも半導体生産に大きな影響を与える』

まとめ

目線を変えればまた違う方向性の答えや案が見えてくる言葉を取り上げました。

言葉の意味に目を向けて違いを学び、どのように使うかに焦点を当ててみるといいでしょう。

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