自分のことを高く評価してくれる人に対して、「買いかぶりすぎ」と言ったことはありますか。
 日本人は照れてしまい、他人を褒めることを恥ずかしく感じてしまいがちですが、外国人は大袈裟なぐらい称賛してくれます。
 ありがとうと感謝しつつ、「買いかぶりすぎ」と謙遜する英語を知っておきましょう。
「買いかぶりすぎ」の日本語での解釈
「買いかぶる」には、二つの意味があります。
 一つ目は、物を実際の価値より高い値段で買うこと、二つ目は、人を実際以上に高く評価することです。
 もともとは一つ目の意味として知られていましたが、明治時代から二つ目の意味として使われるようになりました。
「買いかぶり」に「すぎ」を付けることによって、度を超していることを表現できます。
 自分を謙遜するときだけでなく、相手の能力を高く評価しすぎていたときにも使用できます。
「買いかぶりすぎ」の英語とは?
「買いかぶりすぎ」を意味する英語を三つ紹介します。
 ここでは二つ目の意味である、実際以上に高く評価することを表した英語について解説します。
overestimate
 過大評価するという意味です。
 過大評価という名詞にもなります。
 超えるという意味のover、評価するという意味のestimateを組み合わせています。
give O too much credit
 O には買いかぶられている人や物を入れられます。
 creditには信用という意味があります。
 too much であまりにも多いことを表します。
overrate
 過大評価するという意味になります。
 overestimate と同じで、over と評価するという意味のrate を繋げています。
 名詞の意味はなく、動詞だけで使います。
「買いかぶりすぎ」を使った英語の例文(使用例)
 ・『I overestimated his ability. He doesn’t follow the deadline. 』
 私は彼の能力を買いかぶりすぎました。
 彼は締め切りを守りません。
 信頼していた人に対してがっかりしたときに使えます。
 ・『Thanks, but you give me too much credit. 』
 ありがとう、しかしあなたは私を買いかぶりすぎています。
 褒められて謙遜するときに使いましょう。
 ・『I overrated this robot vacuum. This didn’t clean here at all. 』
 私はこのロボット掃除機を買いかぶりすぎました。
 これはここを全然掃除していませんでした。
 物に対しても使えます。
 便利な物があると、ついつい買いかぶってしまうことも多いでしょう。
まとめ
「買いかぶりすぎ」の英語を知っていれば、思っていた以上に人や物ができていなかったときに使えます。
 また、外国人の同僚や上司に褒められたとき、ありがとう以外の咄嗟の一言が言えます。
 しかし、謙虚になりすぎると気を悪くする人もいるので気を付けましょう。



