「喧嘩を売る」は「誰かに喧嘩を吹っ掛ける」ことを比喩的に表現した言葉で、世代を問わず多くの人に使用されています。
英語にも似たような表現方法がありますので、この機会にチェックしてみましょう。
この記事では、「喧嘩を売る」の日本語での解釈や英語での言い方を解説していきます。
「喧嘩を売る」の日本語での解釈
「喧嘩を売る」は「誰かに喧嘩を仕掛ける」「挑発する」といった意味がある言葉で、「あいつが喧嘩を売ってきた」や「喧嘩を売るつもりなのか?」などの使い方をされています。
なお、「仕掛けられた喧嘩を受ける」ことを意味する言葉として「喧嘩を買う」という表現もあります。
「喧嘩を売る」の英語とは?
・ “pick a fight with”
「喧嘩を売る」と同じような意味で使用できる英語は“pick a fight with”です。
「選ぶ」「摘む」を示す“pick”と、「喧嘩」を示す“fight”から成るイディオムで、直訳すると「~との喧嘩を選び取る」になりますが「誰かに喧嘩を売る」と同等の意味合いで使われています。
・ “provoke a fight with”
“provoke a fight with”も「喧嘩を売る」と似た意味で用いることが可能です。
“provoke”は「怒らせる」「引き起こす」などの意味を持つ単語で、“provoke a fight with”で「~との喧嘩を引き起こす」になり、「喧嘩を売る」が持つ「挑発する」のニュアンスを表現できる英語といえるでしょう。
「喧嘩を売る」を使った英語の例文(使用例)
次に、「喧嘩を売る」と同じように使用できる“pick a fight with”と“provoke a fight with”の例文を紹介します。
・“Is Lucas going to pick a fight with him? ”>
(「ルーカスは彼に喧嘩を売るつもりなのか」という内容の例文です。“pick a fight with”の直後に喧嘩を仕掛ける相手の名前を配置します。)>
・“He was wasted and picked a fight with a station staff.”>
(「彼は泥酔して駅員に喧嘩を売った」を示す例文です。“wasted”は「泥酔した」という意味のスラングで、“drunk”よりさらに酔っている状態を表す際に使用します。)>
・“She suddenly provoked a fight with me.”>
(「彼女は突然私に喧嘩を売ってきた」といった内容の例文です。“suddenly”は「突然」を意味する単語です。)>
・“Think twice before you provoke a fight with someone.”>
(「誰かに喧嘩を売る前によく考えなさい」を表す例文です。“think twice”は直訳すると「二度考える」ですが、「よく考えて」という意味合いで使用されています。)>
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まとめ
「喧嘩を売る」は喧嘩を「売り買い」に例えたユニークな言葉ですが、「喧嘩を仕掛ける」という意味に着目すると“pick a fight with”や“provoke a fight with”といった英語で言い換えることが可能です。
なお、“pick a fight with”の方がポピュラーな表現になります。
ぜひ英語学習の参考にしてください。