何かがトレンドになったり、流行る様になると『一大センセーションを巻き起こしています。』の様な形でメディアが報道をしているのを見かけたことはあると思います。
この『センセーション』は和製英語なのでしょうか、それとも英語として正しいのでしょうか。
是非確認してみましょう。
「センセーション」の日本語での解釈
このカタカナ言葉を日本語に直すと『大流行』という意味になります。
もう少し砕けた言い方をすると『人々の大きな注目や話題を呼ぶ』という意味です。
横文字にするとなんだかかっこよく聞こえますので使いがちですが、しっかりと意味を理解して使う必要があるのは肝に銘じたいところではないでしょうか。
「センセーション」の英語とは
まず、結論から始めると『センセーション』の英語である『Sensation』はカタカナ言葉としての使い方と全く同じです。
しかし、日本語でも最近では『バズる』などの言葉がある様に英語にも様々な言い回しがあります。
今回はその内の一部をご紹介します。
『Trend』や『Boom』
正確な『大流行』や『大きな話題になっていること』という意味では『Sensation』が一番適切ではありますが、『Trend』や『Boom』もほぼ同じ言葉として使われます。
これらはカタカナでも『トレンド』や『ブーム』という様に一般的な言葉になっていますのでイメージは掴みやすいと思います。
この単語に『Big』や『Huge』を付けて『Sensation』のもつ意味に近くするという表現も一般的に使われています。
『Craze』
先ほどの2. 1でご紹介した単語と違い、この『Craze』はもう少しニュアンスの違う『センセーション』になります。
近い意味としては『熱狂的な大流行』です。
ちなみにこの単語どこかで見かけたことはありませんでしょうか。
そう、カタカナでも『クレイジー』で有名な『Crazy』(気が狂ったような)という言葉の動詞と名詞が『Craze』です。
実はネガティブな語源から転じて『熱狂的大流行』という意味を持つ少し変わった単語になっています。
この単語にも『Big』や『Huge』を足してさらに強調をする事が可能です。
「センセーション」を使った英語の例文(使用例)
・『Her unique song created a sensation. 』(彼女のユニークな歌はセンセーションを巻き起こした。一般的なセンセーションの使われ方で、あらゆるメディアでこの様な表現を見かけます。)
・『The latest big trend in office fashion is business casual. 』 (最新のセンセーションを巻き起こしているオフィスでの服装はビジネスカジュアルだ。Bigを付ける事で大流行=センセーションという形にしています。)
・『Her new hair style and fashion made a big craze among young generations. 』(彼女の新しい髪型や服装は若い世代にセンセーションをもたらした。厳密には若い世代に熱狂的な大流行を巻き起こしたという意味になります。センセーションとほぼ同じ様な表現です。)
まとめ
如何でしたでしょうか。
『センセーション = 大流行、大きな注目や話題』という英語の表現でもとても様々なものがあり、『Craze』の様にユニークで面白い表現もあることがお分かりいただけたのではないでしょうか。
カタカナ英語は既に日常生活でもビジネスでも多く使われていますが、是非意味をしっかりと理解して使うことは忘れない様にしたいものです。