友人との会話ではあまり使われないものの、ビジネスの場などではよく聞く表現の1つに「相違(そうい)ない」があります。
日本語では堅苦しいイメージのある言葉ですが、英語ではどのように表現できるのでしょうか。
今回は「相違ない」の意味と、英語での表現について解説していきます。
「相違ない」の日本語での解釈
一言で言うと「間違っていない」という意味です。
更に詳しく言うと、「判断した内容と事実の間に違いがない」ということです。
憶測で「〜だろう」と言う場合と異なり、何かしらの確証がある場合に使われます。
「相違」自体が「2つの物事に違いがあること」を指すため、「相違ない=間違いない」という意味で使うのです。
「相違ない」の英語とは?
「相違ない」の英語は以下の通りです。
true/correct/right
シンプルに考えると、「相違ない」は「正しい」ということになるので、「true」などの単語で表すことができます。
「true」は「真実の」、「correct」は「正確な、正しい」、「right」は「正しい、間違いない」という意味なので多少ニュアンスは異なりますが、いずれも「相違ない」の意味を含んでいます。
certify
あるいは「〜を証明する」という意味でよく使われる「certify」も適しています。
ビジネスの場面などでも使われる単語です。
「相違ない」を使った英語の例文(使用例)
・『It is true(correct/right). 』
(訳:それは正しい)
これだけで十分に意味を伝えることができます。ここに文を足したい場合は「It is true that」の形にすると「?ということは正しい」という文ができます。つまり「〜ということは相違ない」と同義です。
・『I hereby certify that I sold my company. 』
(訳:本状により私は自社を売却したに相違ないことをここに証明します)
「I hereby certify that 〜」がイディオムで「本状により?に相違ないことを証明する」という意味です。
堅い言葉ですが、「相違ない」ということがしっかり伝わる表現です。
・『There is no doubt about the point. 』
(訳:その点については相違ない)
「doubt」は「疑い、疑念」という意味なので、「疑いがない=相違ない」ということになります。
また、「difference(違い)」を使って「There is no difference 〜」としても似た意味を表すことができます。
まとめ
「相違ない」という言葉は、英語でどのように表現できるか考察しました。
馴染みの薄い言葉ではありますが、意味をシンプルに捉えると英語でも表現がしやすいです。
ここでは「相違ない」という語の解釈から、「正しい」という意味の文を作る、「?を証明する」という文を作る、あるいは「疑いがない、違いがない」という文を作る…という3パターンの英文を紹介しました。
ぜひ使い慣れている単語を使って表現できるよう工夫してみてください。