この記事では、「取り持つ」と「仲立ち」の違いを分かりやすく説明していきます。
「取り持つ」とは?
二者の間に立って、その関係が良好なものとして成立するように働く意味です。
例えば、恋人同士や友人同士の仲を取り持つという場合に使われます。
また、相手の気持ちを損ねないようにもてなしたり、取りしきって事を実施したりする意味でも使われます。
例えば、宴席を取り持つや政務を取り持つという場合に使われます。
「仲立ち」とは?
二者の間に立って、話を取り次いだり、いろいろな面倒を見たりして、話をうまくまとめる意味です。
例えば、結婚の仲立ちや争いの仲立ちという場合に使われます。
また、二者の間に入って交渉を実施する人のことも仲立ちと呼びます。
「取り持つ」と「仲立ち」の違い
「取り持つ」と「仲立ち」の違いを、分かりやすく解説します。
「取り持つ」と「仲立ち」の違いは、「取り持つ」は両者の関係を良くすることに重点が置かれているのに対し、「仲立ち」は両者の話をまとめることに重点が置かれているという点です。
また、「取り持つ」は自分が主体的に行動することを表すのに対し、「仲立ち」は他人から頼まれたり、任されたりすることを表すという点でも違います。
「取り持つ」の例文
・『彼は外交官として、両国間の新たな関係性を取り持つことになった』
・『彼は友人の恋の取り持ちをしたので、恋のキューピッドだ』
「仲立ち」の例文
・『結婚の仲立ちをするのは緊張感のあることだ』
・『彼らの争いを解決するために、私は仲立ちをすることになった』
まとめ
「取り持つ」と「仲立ち」は似た意味の言葉ですが、ニュアンスが異なります。
「取り持つ」は、両者の間に立って事がうまくいくように世話することです。
仕事や恋愛などの場面で使われます。
その一方で、「仲立ち」は、双方の間に立って事をとりもつことです。
また、その人のことも指します。
仲直りや結婚などの場面で使われます。
それぞれの言葉を正しく使い分けるようにしましょう。