「麒麟児」の英語とは?例文も含め、日本語や英語を分かりやすく解釈

「麒麟児」の英語とは?日本語と英語

世の中努力だけではどうにもならないものがあります。

まるで神様から愛されるかの様な才能を持つまさに選ばれし人間もいることは残念ながら事実です。

そんな表現の一つ『麒麟児』について英語ではどの様に言うかを見ていきましょう。

「麒麟児」の日本語での解釈

これは『才能溢れる天才児』という意味です。

『神童』と言い換えても間違いありません。

もともとは『麒麟』という中国の想像上の聖獣がいると信じられており、この生き物は類まれなる才能を持つ男の子を授けてくれるとされました。

昔の人々は優れた世継ぎの男の子を麒麟に願ったといわれています。


「麒麟児」の英語とは

そのままストレートに『麒麟』を表す言葉は存在しませんが、『優れた才能を持つ子供』という意味では存在しています。

今回は代表的な単語2つをご紹介します。


『Genius』と『Gifted』

代表的な『天才』を表す言葉です。

最初の『Genius』はそのまま『天才』です。

これに『Kid』や『Child』を付けて『天才児』つまり『麒麟児』となります。

カタカナでも『ジーニアス』という言葉を耳にしたことのある方は多いのではないでしょうか。

もう一つの『Gifted』はカタカナの『ギフト』と同じ意味を持ちます。

『素晴らしい才能や能力をギフトの様に天から与えられた』というニュアンスです。

これに『Kid』や『Child』を付けて『麒麟児』としてよく使われる表現です。

『麒麟児』のもともとの意味からすると、こちらの『Gifted』の方が近いかもしれません。

『Prodigy』と『Wonder kid』

これは初耳だという方も多いのではないでしょうか。

『Prodigy』と聞いて音楽をイメージする方や『Wonder kid』と聞いてサッカーを思い起こす方は英語圏の文化によく慣れ親しんでいるかもしれません。

『Prodigy』はそのまま『天才』を表す名詞です。

『Child prodigy』と先ほどの2. 1でご紹介した単語とは違い、『Kid』や『Child』の後に付けるのが少しユニークな点です。

一方『Wonder kid』はそのまま『神童』を表します。

『Kid』を『Child』や『Infant』などにしても問題なく使えます。

その昔、某イングランドの有名サッカー選手が『Wonder boy』と呼ばれていましたがこの様に使います。

「麒麟児」を使った英語の例文(使用例)

・『Mike did not have much time to prepare for the exam but he received all grade A. He is a gifted kid. 』
(マイクは試験に十分な準備ができなかったが、全科目で優秀な成績を収めた。彼は麒麟児だ。海外ではGPA『Grade Point Average』という成績の付け方があり、最も高い4. 0(90点以上)を取るとAがもらえます。)

・『Tom is such a genius kid that he has not made any mistake when he play the piano. 』
(トムは麒麟児なので、ピアノを弾く時にミスを犯したことはない。『Such 名詞 that~』で『~だから~』という意味を作ることが出来ます。頻出する表現ですので、是非覚えましょう。)

・『Don’t call me a child prodigy because I have just worked so hard. 』
(僕を麒麟児と呼ばないでくれただ一生懸命に練習し続けたただけなんだ。『Child prodigy』は可算名詞です。不思議なことに『Kid』や『Infant』を付けることはありませんので注意してください。)

まとめ

如何でしたでしょうか。

日本語と違い、神聖な動物などに例える様な表現は英語ではありませんでしたが、想像を超えた何かから授かったとしか考えられない様な不思議な力を持つという単語を付けるのはどこか共通する部分が感じられるポイントでした。

英語圏はご存知の通り、キリスト教がメインの文化ですので、日本やアジアとは少し違った超常的な背景を持つ単語を使う場合があります。

是非比べてみて下さい。