この記事では、「abhor」と「hate」の違いを分かりやすく説明していきます。
「abhor」とは?
“abhor”の主な意味は2つあります。
一つは、ひどく嫌う、毛嫌いするです。
ひどく嫌うとは、嫌いという程度がはなはだしいことです。
たとえば、会社には仲良くしている人、これといった感情を抱かない人、嫌いな人などがいることでしょう。
嫌いといっても、あまり会話をしたくないという程度のものから、顔を見るのも嫌という程度のものまであります。
ひどく嫌うとは、顔も見たくないほどといった程度のひどい嫌い方のことです。
毛嫌いとは、特に理由はないけれど嫌うことです。
鳥によっては相手の毛並みによって、好きか嫌いかを判断します。
そこから毛嫌いは、わけもなく嫌うという意味になります。
もう一つの意味は、避ける、しりごみするです。
特に軽蔑して避けることなどをいいます。
軽蔑とは、劣っていたり、卑しいものとして、ばかにすることです。
そういった感情があって、その人や物事に近づかないようにすることを“abhor”は意味しています。
「abhor」の使い方
もともとの意味は、身ぶるいして離れるです。
嫌って近づかないようにするようなことについて使用をします。
「hate」とは?
“hate”の主な意味は3つあります。
1つめは憎むです。
よくないこととして嫌う、他人の言動などに不快な感情を抱く、自分に不利益をもたらすものとして嫌うといった意味になります。
たとえば、AさんとBさんは同じ人を好きになったとします。
Aさんはその人と付き合うことができましたが、Bさんは振られてしまいました。
そのことに対して、Bさんは不利益を与えられたと思い、Aさんに対して嫌だという感情を持つようになりました。
この場合は「Aさんを憎む」ということができます。
ここまででなくても、クモが大嫌いといった程度のもの、つまり嫌悪ということも“hate”は指しています。
2つめの意味は、~することを嫌うです。
毎日食器洗いをすることにうんざりしている人もいることでしょう。
食器洗いが嫌いといえるかもしれません。
こういった、行動を嫌うことを意味しています。
3つめは、~するのを残念に思うです。
たとえば、ある人の時計を壊してしまったとします。
壊してしまった人は、申し訳なく思っています。
このような気持ちになることを意味しています。
「hate」の使い方
嫌うという意味で使用されています。
人や動物を嫌うこと、行動を嫌うことです。
「abhor」と「hate」の違い
どちらの言葉も、ひどく嫌うという意味が似ていますが、やや違う部分もあります。
“abhor”は軽蔑して避けるという意味があります。
“hate”は嫌うものが人・動物・何かをすることです。
また、残念に思うという意味もあります。
まとめ
嫌うという意味が似ていますが、それ以外の意味の部分に違いがあります。