「actually」と「really」の違いとは?分かりやすく解釈

「actually」と「really」の違い英語

この記事では、“actually”“really”の違いを分かりやすく説明していきます。

どちらも副詞であり、文中の表現内容を強める働きをする単語です。

思っていることや事実などを強調して伝える意味がありますが、どのような違いがあるのでしょうか。

“actually”とは?

「実際には、現に、実は」という意味であり、事実や現実を伝える役割をもつ単語です。

また、「実に~なのだ」と驚きを表す意味もあります。


“actually”の使い方

「実際には○○だ」「実は△△していない」など、「あなたはこう思っているのだけど、実際はこうだ」という内容を伝え、修正する時に用いられることが多くあります。

さらに、「実に○○だった」「本当に△△だった」と自分自身の驚きや感嘆を表現する際にも使用されることが多いです。


“really”とは?

「本当に」という意味であり、文章全体や決まった単語の意味を強調する役割を果たしています。

また、「実際には」と事実を伝えたり、「本当に?」と驚きを表したりする意味もあります。

“really”の使い方

「本当に○○だ」と強調して表現したい時に使われたり、「本当に○○なの?」とNoの答えを期待して質問する時に使われたりすることが多いようです。

文中の中で使われることもありますが“Not really!”のように、シンプルな表現で驚きや感嘆を表せる単語でもあります。

“actually”と“really”の違い

以上のように、事実を強調して伝えたり、文中の表現を強調したり、驚きや感嘆を表したりする点は同じような意味を持っています。

では、どのような点が異なるのでしょうか。

両者の違いとして、使い方のフランクさが挙げられるでしょう。

“actually”は少しかしこまった表現であり、事実であることを強調する意味が強いといえます。

一方で、“really”は日本語で表すと「マジで?」などにあたる言葉であり、会話の中でフランクに使用される言葉です。

また、驚きや感嘆を抱く人が相手なのか自分なのかといった違いもあります。

“actually”は相手が思っていることを修正する意味が強いため、「実は・・・なんだ」と相手にとって驚くような内容を伝えること際に用いられることが多く、“really”は自分が驚いていることを強調する時に使われます。

“actually”の例文

・『I actually went to that place, but I could’t find anything. (私は実際にあの場所へ行ったが、何も見つからなかった。)』
・『Actually I don’t know anything. (実は私は何も知らない。)』
・『The car I’m riding is actually a used car. (私が乗っている車は、実は中古車なのです。)』
・『She actually refused!(彼女は本当に拒絶したのです!)』

“really”の例文

・『This camera has really good performance. (このカメラは本当にいい性能だ。)』
・『I don’t really like fried eggs. (実は、私は卵焼きが好きではない。)』
・『Well really!(あきれたもんだ!)』
・『Do you really want to continue your current job?(本当に今の仕事を続けたいの?)』

まとめ

以上、“actually”“really”の違いについて説明してきました。

似ているニュアンスも多い一方で、使われ方に微妙な差がありますが、違いを理解して、文脈や状況に応じて使うことが大切です。

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