この記事では、“street”と“avenue”の違いを分かりやすく説明していきます。
「street」とは?
“street”の主な意味は3つです。
1つめは、通り、街道です。
町の中には、ある場所からある場所に向かうために道路があります。
たとえば住宅街だと、斎藤さんの家から鈴木さんの家に向かう道などがあります。
こういった住宅街にある道は、車の通りが激しくなく、それほど大きくありません。
“street”が意味する通りとは、町や街の中にある通りのことで、町と町をつなぐものではありません。
2つめは、~通り、~街です。
ウォール街などの~通り、~街を意味しています。
3つめは、車道です。
道には、人が通りところと車が通るところがあります。
人と車が同じところを通っていては、人が轢かれる危険があります。
車道は、車が通る場所のことです。
「street」の使い方
通りの意味で使用をします。
町や街の中を通っている道のことです。
“street”は数えられる名詞で、“the street”などとします。
~通り、~街の意味で使用するときには、“s”を大文字にします。
「avenue」とは?
“avenue”の主な意味は2つです。
1つめは、大通りです。
住宅街にある、車も人もあまり通らないような場所ではなく、交通量が多く道幅が広い通りのことを指しています。
ニューヨーク市では、南北に走る道を“Avenue”、東西に走る道を“Street”としています。
大きな通りは、~街という名前がついていることが少なくなく、“avenue”は~街という意味にもなります。
もう一つの意味は、目的地に至る道です。
富士山に行くための道には、富士スバルライン、ふじあざみライン、エバーグリーンラインなどがあります。
これらの道は、富士山に至る道です。
“avenue”には、ある場所へ至る道の意味だけでなく、目的を達成するための道の意味もあります。
目的を達成するための手段、手法ともいえます。
「avenue」の使い方
比較的大きな道を指して使用します。
大通り、本通りという意味です。
~街の意味で使われることがあり、この場合は“a”が大文字になります。
数えられる名詞で、目的地に至る道の意味では、“an avenue”とすることがあります。
「street」と「avenue」の違い
道の意味が似ていますが、同じ道を指しているのではありません。
“street”は街路のことで、それほど大きくない、町や街の中にある通りのことを指しています。
一方、“avenue”は大通りのことで、比較的大きなものを指しています。
また、ニューヨーク市では、南北に走る道と東西に走る道を、“Avenue”と“Street”で区別しています。
“avenue”は目的を達成するための道、つまり手法、手段の意味もあります。
まとめ
道を意味する2つの言葉ですが、それぞれの言葉が指す道は大きさが違います。