この記事では、“succeed”と“inherit”の違いを分かりやすく説明していきます。
どちらも「相続」「継承」に関連する単語ですが、英語では「受け継ぐもの」の違いに応じて使い分けます。
例文を参考にしながら、どのような使い方をするのかを確認しましょう。
「succeed」とは?
“succeed”は「(人が)継ぐ・継承する・相続する・後任となる」という意味です。
また、「成功する・合格する・うまくいく」という意味もあります。
「succeed」の使い方
“succeed”「首尾よく?することができる」というときの用法を解説します。
では、「彼はそれを手に入れることに成功した」を英訳してみましょう。
He succeeded to obtain it. は誤った使い方です。
He succeeded in obtaining it. が正しい使い方です。
対義語である「fail(失敗する)」の用法は「fail to do(することができない)」ですが、“succeed”では「succeed in doing(首尾よく?することができる)となることを覚えておいてください。
「inherit」とは?
「inherit」は「相続する・受け継ぐ」という意味です。
会話において「(性質・性格・体格など)を遺伝的に引き継ぐ」、または「財産を相続する」というときによく使う単語です。
「succeed」と「inherit」の違い
“succeed”と“inherit”はどちらも「相続」に関する単語ですが、「受け継ぐもの」の違いに応じて使い分けます。
“succeed”は「誰かの後継者として、地位を継承する」のに対し、“inherit”は「財産や性質を受け継ぐ」という意味です。
「succeed」の例文
・『The prince succeeded to the throne. 』(皇太子が王位の座を継承しました。)
・『Who wiii succeed Mr. Tanaka as editor』. (編集長として田中氏の後任となるのは誰ですか?)』
「inherit」の例文
・『I inherited a large fortune from my mother. 』(私は母親から莫大な財産を受け継ぎました。)
・『Tom inherits blue eyes from his father. 』(トムの青い目は父親譲りです。)
まとめ
“succeed”と“inherit”の意味の違いと使い分け、用法について紹介しました。
受け継ぐものが地位である場合は“succeed”、財産や性質である場合は“inherit”を使います。
今回紹介した例文を参考にしながら、ぜひ実践の英会話で使ってみてください。
また、“succeed”と“inherit”はTOEICでも頻出表現の1つなので確実に覚えておきましょう。