この記事では、“climb”と“hike”の違いを分かりやすく説明していきます。
「climb」とは?
“climb”には動詞と名詞の意味があります。
動詞の主な意味は3つです。
1つめは手足を使って登るです。
山を登るときには足を使います。
はしごを登るときには、手と足を使います。
こういったものを登ることを指しています。
2つめは、苦労して移動するです。
はしごといっても、住宅の1階程度の高さのはしごなら簡単に登れますが、断崖絶壁に掛かるはしごは容易には登ることができません。
苦労をして移動することになるのです。
最近はノンステップバスが増えてきましたが、ステップがあるバスは体力がない人や脚の不自由な人にとって乗り込む際に苦労が伴います。
こういったことが、“climb”が意味する苦労して移動するです。
3つめは上がるです。
太陽が昇る、列車が斜面を上る、魚が川を遡上する、数量が増加するなどを意味しています。
名詞の意味は、登ること、登山ルート、苦労して進むこと、上がることです。
「climb」の使い方
上がるという意味で使用をします。
特に手足を使って上がることをいいます。
「hike」とは?
“hike”には動詞と名詞の意味があります。
動詞の主な意味は2つあります。
1つめはハイキングするです。
ハイキングとは、自然を楽しむことを目的に、野や山を歩くことです。
ハイキングコースという整備されている場所があり、そういったところなら運動習慣がない人でもハイキングを楽しめます。
山を歩くこともありますが、山頂まで到達することが目的ではありません。
ハイキングは、自然を楽しむために行われるものです。
もう一つの意味は、衣服などがずり上がる、衣服などをずり上げるです。
歩いたら、立ったり、座ったりしていると、いつの間にかスカートのウエストが高い位置にきていることがあります。
これがずり上がるです。
滑って自然と上に移動するという意味があります。
ずり上げるは、自分で上げることです。
名詞の意味はハイキングです。
「hike」の使い方
ハイキングする、ハイキングという意味で使用されることが多いです。
自然を楽しむ目的で野山を歩くことです。
「climb」と「hike」の違い
“climb”には山頂に登るという意味があり、“hike”にはハイキングするという意味があります。
山頂に登ることも、ハイキングすることも、自然の中で行われることですが、同じことを指しているのではありません。
山頂に登るとは、山のてっぺんまで行くことです。
一方、ハイキングするとは野山を歩くことで、山のてっぺんまで行くことは目的としていません。
山だけでなく、自然が広がる平地を歩くこともあります。
まとめ
どちらの言葉も自然の中で行われる活動を指していますが、一方は山のてっぺんにまで行くこと、もう一方は自然の景観を楽しむことを意味しており、指していることが違います。