“dislike”と“don’t like”はどちらも「嫌い」「好きではない」を意味しますが、細かいニュアンスや使用する状況が異なります。
双方の適切な用法を知って、自分の気持ちをより正確に伝えましょう。
この記事では、“dislike”と“don’t like”の違いを分かりやすく説明していきます。
“dislike”とは?
“dislike”は動詞もしくは名詞の役割がある英単語で、動詞では他動詞として「~を嫌う」「嫌がる」「嫌悪する」などの意味で使用されています。
名詞としては「嫌うこと」「嫌気」「嫌悪」のほか「反感」といった意味で用いられることもあります。
“don’t like”とは?
“don’t like”は「好む」「好き」「気に入っている」などを指す“like”の否定形で、「好きではない」「気に入らない」「嫌い」「いやだ」といった意味で使われています。
そのほか「苦手だ」という意味で使用されることもあります。
“dislike”と“don’t like”の違い
“dislike”と“don’t like”は「嫌い」を意味する英語表現ですが、詳細な意味合いや使用シーンに違いがあります。
“dislike”は「嫌い」という気持ちを比較的ストレートに表現できる単語で、“don’t like”より嫌っている度合が強いイメージです。
一方、“don’t like”は直訳通り「好きじゃない」という意味があり、“don’t like”よりは嫌っている度合が弱いニュアンスがあります。
また、「好きでもないが嫌いとも言い切れない」といった幅広い表現をしたい際にも使用されます。
次に、“dislike”と“don’t like”の違いを分かりやすく解説します。
“dislike”の例文
“dislike”は「~を嫌う」「嫌がる」などの意味があり、“don’t like”に比べるとややダイレクトな表現になります。
他動詞のほかに名詞としても使用できます。
・“She dislikes long-horned beetles.”(彼女はカミキリムシが嫌いだ)
・“I dislike crow’s call, because they are so noisy.”(とてもうるさいのでカラスの鳴き声は嫌いです)
・“He has a dislike of citrus fruits.”(彼は柑橘系の果物が嫌いだ)
“don’t like”の例文
“don’t like”は「好きではない」「好まない」といった意味があるほか、「苦手だ」や「好きではないが100%嫌いではない」という表現をしたい場面でも使用できます。
・“She doesn’t like spicy food.”(彼女は香辛料の多い食べ物が好きではない)
・“I don’t like speaking in public.”(私は人前で話すことが苦手だ)
・“My sister doesn’t like long movies.”(私の姉は上演時間の長い映画が好きではない)
まとめ
“dislike”と“don’t like”についてよく学ぶと、「嫌い」の度合に違いがあることが分かります。
なお、日常会話では“don’t like”の方が多用されるようです。
両者それぞれの使い方をマスターして、英語表現のバリエーションを増やしてください。