「domicile」と「address」の違い(difference)とは?英語を分かりやすく解釈

「domicile」と「address」の違い英語

住所について聞かれるときには『Address』という言葉をよく使います。

『Eメールアドレス』という言葉もあるぐらいですので、比較的なじみのあるという方も多い英単語です。

しかしながら『Domicile』という単語には聞き覚えのある方は殆どいないのではないでしょうか。

どちらも『住所』を表すのですが、どの様な場合に使われるのかの判断が難しいところです。

この記事では、“Domicile”“Address”の違を分かりやすく説明していきます。

「Domicile」とは

一言で説明をすると「法的に有効な住所、または国のこと」を指します。

『本籍』という翻訳をされることがありますが、厳密には違います。

かなり上級者の英単語であり、日常生活を送る上では使う事は間違いなくありません。

契約書や法律関連の書類に記載されていることが殆どです。

『法律用語としての住所』という意味は分かりやすいと思いますが、『国のこと』を指すとはどういうことでしょうか。

実はイギリス英語でよく使われる表現であり、この単語を使うことでどの国を法的な自分の国にしているのかを表したい時に使えます。

例えば『Josh has a domicile of origin in United Kingdom. 』(ジョシュはイギリスを本籍としています。)がありますが、これは『イギリスが法的なジョシュの国』であることを指します。

実は動詞でも使える単語で、これも法律関係の書類でしか見かけるケースは殆どありませんが、『~の住所を定める』という意味にもなります。


「Address」とは?

一方『Address』は我々が既に持っているイメージの『住所』で全く問題はありません。

もともとは『Ad』(~に)と『Dress』(まっすぐに)が一つになり、『~に対して直接何かを向ける』という言葉になっています。

住所はある意味で特定の場所の方向に意識を向けるものですので、語源に近い使われ方をしているとは言えませんでしょうか。

『What is your home address?』で『あなたの住所はどこですか?』という使われ方が一般的ですし、日本人にも馴染み深い表現です。

この単語は動詞にした場合はとても面白く、やや硬い表現としての『話しかける』や『向ける』という意味になります。

例えば『This statement is addressed to you. 』(この声明はあなたに宛てられたものです。)など、これも語源に近い『何かを向ける』行為を表す動詞になります。


「Domicile」と「Address」の違い

この2つの単語は名詞で見た場合は『法律用語か一般用語か』で、動詞として比べてみた場合には『住所をさだめる』か『話しかけたり、何かを向ける』という区別が出来ます。

名詞の場合も動詞の場合も『Domicile』はなかなかつかう機会はないですが、覚えて置くと上級者になれる英単語ですので、この単語で第一歩を踏み出してみましょう。

まとめ

如何でしたでしょうか。

上級者単語と一般的な単語の比較であった今回の『Domicile』と『Address』でした。

名詞は同じ意味でも動詞だと意味が違うという面白い比較でもあったと思います。

英単語で同じ意味があり、使われ方について迷った場合や違いを覚えにくい場合は、名詞にした場合の意味なども併せて覚えると頭の中で区別をつけやすいことがありますので、是非試してみて下さい。

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