この記事では、“sensitive”と“sensible”の違いを分かりやすく説明していきます。
「sensitive」とは?
“sensitive”の主な意味は5つあります。
1つめは、体が敏感な、器官などの感覚が鋭いです。
どのような化粧品を使っても、すぐに肌がひりひりしたり、赤みが出たりしてしまう人がいます。
このような肌の状態を敏感といいます。
器官などの感覚が鋭いとは、他の人よりもかすかなニオイを感じ取れる、わずかな寒さも気になるといったことです。
2つめは、精神的に敏感なです。
精神的に敏感な状態とは、繊細、神経質といいかえることができます。
小さなことを気にするともいえるでしょう。
よくいえば、よく気がつく、気が利くといえます。
3つめは、作品が繊細なです。
4つめは、問題や話題がデリケートなです。
触れてはいけないような問題や話題といった意味になります。
たとえば、失恋をしてしまった人にとっては、恋愛の話しは触れて欲しくないことがあります。
失恋した人にとってはデリケートな話題といえるでしょう。
5つめは、市場などが影響を受けやすいです。
影響を受けやすいと、価格などの変動がすぐに起こります。
そういったことから、“sensitive”は不安定な、変動しやすいという意味にもなります。
「sensitive」の使い方
“sensitive”は形容詞です。
敏感な、繊細なという意味で使用をします。
体、器官、芸術、問題や話題などの敏感さ、繊細さのことです。
「sensible」とは?
“sensible”の主な意味は2つあります。
1つめは、人や器官などが認識できる、感知できるです。
人が認識できるとは、理解できるともいいかえることができます。
たとえば、仮想通貨はうまくすれば大儲けできるかもしれませんが、リスクが伴います。
リスクがあることを知っているのは、理解しているということができます。
こういった「認識」「理解」を意味している言葉です。
もう一つの意味は、人が分別のある、思慮深いです。
善悪、損得などをよく考えられる、注意深くよく考えることを意味しています。
人の行動や判断のことも指しており、その場合は常識的な、賢明なといういい方になります。
「sensible」の使い方
“sensible”は形容詞です。
感じられる、分別のあるという意味で使用をします。
「sensitive」と「sensible」の違い
2つの言葉は綴りが似ていますが、意味は違います。
“sensitive”は敏感なを意味し、“sensible”は感じられる、分別のあるを意味しています。
敏感とは、何かを感じているともいえます。
そのため、“sensitive”と“sensible”は似ている意味のように感じますが、“sensible”は感じられるという意味で、鋭く感じる、敏感なという意味ではありません。
まとめ
綴りが似ていますが、意味は異なる言葉です。