この記事では、“severe”と“strict”の違いを分かりやすく説明していきます。
「severe」とは?
“severe”の主な意味は3つあります。
1つめは、悪い状態が激しいです。
病気は好ましくない状態といえるでしょう。
食料が不足している、気温が氷点下だなども好ましくない、悪い状態だといえそうです。
こういった状態が激しいことを意味しています。
病気については重大な、問題については深刻な、気温や天候については過酷なといいます。
2つめは、人が厳しいです。
人の表情が厳しいことや、態度が厳しいことを意味しています。
3つめは、文体や様式などが飾りのないです。
部屋に花を置く、サンキャッチャーを吊るす、テーブルクロスをかけるなどは、飾りをしているといいます。
こういった物がないことを、“severe”は意味しています。
飾りがないと華やかさにかけ、目立ちません。
これは、地味ともいえます。
よくいえば簡素です。
「severe」の使い方
“severe”は形容詞です。
状況や態度が厳しいという意味があります。
状況については、悪いことに使用をします。
病気、問題、天候、試練などのことです。
飾りがないという意味もあり、地味な、簡素なということもできます。
「strict」とは?
“strict”の主な意味は3つあります。
1つめは人が厳しいです。
規律に厳しい、不正や怠慢を許さないという意味になります。
子どもに門限を設けている家庭があります。
家庭によってさまざまですが、1分でも門限を過ぎると家の中に入れない、叱るなどする家庭もあるようです。
門限を設けていない家庭からすると、厳しい態度といえるでしょう。
2つめは、規則や制限などが厳守の、絶対のです。
文化祭の催しものをするために学校側から予算が渡されますが、この予算には限りがあり、渡された予算以上の費用をもらうことは絶対にできません。
費用に関して厳しいといえるでしょう。
3つめは、解釈や適用が厳密な、正確なです。
細かいところまでよく目が行き届いている、事実とあっていて少しも間違いがないという意味になります。
「strict」の使い方
“strict”は形容詞です。
厳しいという意味で使用をします。
人の態度、規則、制限、解釈、適用などについていいます。
解釈や適用が厳しいは、厳密な、正確なといういい方をします。
「severe」と「strict」の違い
2つの言葉で似ているのは、厳しいという意味です。
人の態度が厳しいことについては、どちらの言葉も意味していることはほぼ同じです。
“severe”はどちらかといえば悪い事柄に使用をします。
一方、“strict”は不正を許さないといったニュアンスがあり、悪い事柄以外にも使用されます。
まとめ
2つの言葉は、厳しいという意味が似ており、人の態度についてはほぼ同じことを指しています。
しかし、どちらの言葉も複数の意味があり、“severe”は悪い意味での厳しいというニュアンスがあり、この点が違います。