この記事では、“raise”と“grow”の違いを分かりやすく説明していきます。
「raise」とは?
“raise”の主な意味は5つあります。
1つめは、物や手を上げるです。
授業などで発言をするときには手をあげます。
人によっては挨拶をするときに帽子を持ち上げます。
乾杯をするときには、グラスを上げます。
こういった動作を意味します。
2つめは、人や物を立たせるです。
寝ている状態から立つ、椅子に座っている状態から立つなどを意味しています。
死者が立ち上がったら、よみがえったといいます。
実際にはなさそうなことですが、“raise”は死者がよみがえるという意味も持っています。
3つめは、物や事を出現させるです。
嵐が起こる、音が出る、ほこりが立つ、感情が生じるなどをいいます。
4つめは、植物や動物を育てるです。
植物には、人間が育てているものと、雑草と呼ばれる人間が育てていないものがあります。
“raise”は種をまいたり、苗を植えたりしたものに、水や肥料などをあげて育てることを指しています。
雑草が育つことではありません。
動物についても、野生の動物が育つことではなく、人間が餌を与えるなどして育てることを指しています。
5つめは、問題や意義を俎上にあげるです。
表面に出ていなかったものをわかる形にするといった意味です。
「raise」の使い方
複数の意味がありますがどの意味にも、上に向かう、視野にのぼらせて気づかせるという意味が含まれています。
そういったことから、物や手を上げる、人や物を立たせる、物や事が出現するといった意味で使用をします。
「grow」とは?
“grow”の主な意味は4つあります。
1つめは、生物が育つ、育てるです。
人を育てること・人が育つこと、植物を育てること・育つこと、動物を育てること・育つことなどを指しています。
動植物については、人間が育てることだけでなく、野生のものが勝手に育つことも意味に含まれています。
2つめは、物や事が次第に大きくなるです。
最初は小さかった問題がどんどん大きくなる、事業が大きくなる、町が大きくなるなどを指しています。
3つめは発声するです。
何もなかったところから、何かが出てくることを指しています。
たとえば、戦争が起こるなどです。
4つめは、次第に~になるです。
変化を意味しています。
「grow」の使い方
育つという意味を持っており、植物、動物、人間などが育つ意味で使用をします。
育つと大きくなってきます。
そういったことから、物事が発展する、大きくなるという意味でも使用をします。
「raise」と「grow」の違い
2つの言葉は、植物や動物が育つという意味が似ています。
“raise”は「育てる」で、人間が何かしらの働きかけをして育つことを指しています。
一方、“grow”は人間が何かしらの働きかけをして育つことだけでなく、雑草がはびこるなど、人間が何もしなくても育つことも指しています。
まとめ
2つの言葉は動植物が育つという意味が似ていますが、“raise”は「育てる」ことだけを指しており、“grow”は「育てる」ことだけでなく「育つ」ことも指している点が違います。