この記事では、“tender”と“bid”の違いを分かりやすく説明していきます。
「tender」とは?
“tender”には、同じスペルでまったく意味が違う言葉があります。
まず形容詞の“tender”です。
形容詞としては主に5つの意味があります。
1つめは物が柔らかいです。
柔らかいとは、容易に形が崩れるようなことです。
たとえば、豆腐は触るとぐにゃっと簡単に崩れてしまいます。
このようなさまが柔らかいです。
肉については、楽に噛めるという意味になります。
2つめは色・光・音などが柔らかいです。
色や音などは触ることができませんが、柔らかい・固いなどと表現されます。
ロックとオルゴールの音では音に違いがあることがわかるでしょう。
どちらかといえば、オルゴールの音の方が柔らかく感じます。
こういった意味の柔らかいです。
3つめは思いやりのあるのです。
人への接し方が柔らかいといった意味になります。
4つめは、動作などが軽やかなです。
5つめは、傷口や腫れなどが触れると痛いです。
これらとは別に動詞の意味もあります。
動詞の“tender”の意味は主に3つです。
1つめは公に提出・提示するです。
書類などを出すことを意味しています。
2つめは代金を支払うです。
商品を購入するときは金銭を出します。
このような行為を意味しています。
3つめは金額を仕事などに入札するです。
名詞の意味もあり、名詞では入札、提出、提供という意味になります。
「tender」の使い方
形容詞の意味では、他の語を修飾する形で用います。
物、音、光、色などが柔らかいことに使用する言葉です。
動詞の意味では、書類や金銭を出す意味で使用をします。
「bid」とは?
“bid”には動詞と名詞の意味があります。
動詞の意味は主に3つです。
1つめは提示するです。
競売で値を出すこと、入札するという意味になります。
2つめは意思表示をするです。
宣言する、~のための努力をするといったことを指しています。
3つめは命じる、誘うです。
名詞の意味は3つあります。
1つめは、値をつけること、入札です。
競売などでは、ある物に対して値がつけられます。
複数の業者などがそれぞれ値をつけ、その内容によって契約相手を決めます。
これが入札です。
2つめは意志提示です。
~するための企て、~のための努力といった意味になります。
3つめは勧誘です。
何かをするように誘うことという意味になります。
「bid」の使い方
動詞では、入札する、意思表示するなど、何かを出す意味で使用をします。
名詞で使う場合は、数えられないものとして扱います。
「tender」と「bid」の違い
2つの言葉は入札するという意味が同じです。
どちらの言葉も意味しているものに違いはありません。
では何が違うのかというと使われる国です。
“bid”は主に米国で使われています。
まとめ
入札するという意味が同じ言葉ですが、使われる主な国に違いがあります。