“I will”と“I’ll”は「私は~するつもりだ」という未来を意思表示する際に使う英語表現です。
一般的に“I’ll”は“I will”の短縮形と教わりますが、細かいニュアンスが異なるため状況に応じて使い分けることが可能です。
この記事では、“I will”と“I’ll”の違いを分かりやすく説明していきます。
“I will”とは?
“I will”は、「私」を指す“I”と「~だろう」「~するつもりだ」を指す“will”から成る熟語で、「私は~するつもりだ」「私は~しようと思う」といった意味があります。
当人が話している時点で決めた事柄に対して使用する表現になります。
“I’ll”とは?
“I’ll”は“I will”の短縮形で、“I will”に「アポストロフィー」と呼ばれる短縮形を作成する際に用いる記号を付けて表記します。
なお、“I’ll”は“I will”と同じく「私は~するつもりだ」「私は~しようと思う」などの意味で使われています。
“I will”と“I’ll”の違い
“I will”と“I’ll”はどちらも「私は~するつもりだ」を意味しますが、詳細な意味合いや使用する状況に違いがあります。
“I will”は強い意志を持って何かをしようとする場合や、文章に書く場合に使用します。
“will”を略さずあえて口に出すことで未来に対する意思を強調するイメージです。
一方、“I’ll”は未来への意思表示はするものの“I will”よりは軽いニュアンスがあり、短縮形のためカジュアルな場で使用されます。
次に、“I will”と“I’ll”の違いを分かりやすく解説します。
“I will”の例文
“I will”は、ある程度強い意志をもって未来を意思表示する際や文面に表記する際に使用します。
直訳の「~するつもりだ」よりも「(高い確率で)~をします」に近いニュアンスがあります。
・“I will get up at 5 o’clock tomorrow.”(明日5時に起きます)
・“ I will wash the dishes after dinner.”(夕食後食器を洗います)
なお、“I will”の前に“I think”を入れることで意思表示をマイルドにすることが可能です。
・“I think I will go jogging tomorrow morning.”(明朝ジョギングしようと思う)
“I’ll”の例文
“I’ll”は“I will”よりはカジュアルな意味合いになるため、そのときに思いついたことを意思表示する際に使用します。
・“I’ll water the plants.”(植物に水やりするよ)
・“I’ll buy a new shampoo.”(新しいシャンプーを買うよ)
・“I’ll clean up my room before you come home.”(君が帰宅する前に部屋を掃除するよ)
まとめ
“I will”と“I’ll”は同じような意味を持ちますが、「未来に対して強い意志があるかどうか」が使い分けのポイントになるといえるでしょう。
双方の細かいニュアンスや使用するシーンを理解して、英語のコミュニケーション力をさらに向上させてください。