この記事では、“food”と“feed”の違いを分かりやすく説明していきます。
「food」とは?
“food”の主な意味は3つあります。
1つめは食べものです。
ペットや家畜、野生動物の食べもののことではなく、人間が口にするものを指しています。
飲み物に対する固形の食べものです。
人間は外からエネルギーを摂取する必要があり、そのために肉、魚、野菜、穀物などを口にしています。
これらが食べものです。
2つめの意味は、植物の栄養物、動物のエサです。
植物は光合成をして自ら栄養素を作っていますが、これらを作るためには養分が必要です。
その養分のことを“food”は指しています。
動物も人間と同様に、生きていくために外からエネルギーを補給しなければなりません。
そのために口にしているものを指しています。
3つめの意味は、思考や心などのかて、資料です。
思考や心のかてとは、精神や活力の源となるものです。
なくても生命を維持することはできますが、なくなってしまうと活力のある毎日を送れなくなってしまうことがあります。
「food」の使い方
成長や活動に役立つものという意味で使用をします。
体や心の栄養になるもののことです。
“food”は名詞です。
基本的には数えられない名詞として扱うのですが、“a staple food”など種類を表すときには数えられる名詞として扱います。
「feed」とは?
“feed”には、動詞と名詞の意味があります。
動詞の主な意味は4つです。
1つめは食べものなどを与えるです。
人が生きていくために必要な栄養素を与える、植物に肥料を与える、人や動物に薬を与えるなどを意味しています。
2つめは食べて育つです。
人間は食べものから栄養を得て体を作っています。
大人になると日々の体の違いがわかりにくいですが、子どもは身長が伸びて成長している様子がよくわかります。
3つめは機会などに必要なものを供給するです。
車を動かすにはガソリンが必要です。
パーキングメーターを利用するには、お金が必要です。
こういった必要なものを与えることを指しています。
4つめは、情報やデータを提供するです。
AさんからBさんに情報を与える、コンピューターにデータを入力するなどを指しています。
名詞の意味は、エサ、肥料、燃料の供給、情報の発信です。
「feed」の使い方
動詞としては、与えるという意味で使用をします。
人、動物、植物、機械などが動くために必要なものを与えることを主に指しています。
「food」と「feed」の違い
どちらの言葉にも食べもの、エネルギーになるものという意味があるのですが、同じ食べもののことではありません。
“food”は人が食べるもの、植物の肥料、動物のエサ、心の栄養を指しています。
“feed”は人が食べるもののことではありません。
植物の肥料、動物のエサ、機械などの燃料などのことを指しています。
まとめ
食べものという意味が似ている2つの言葉ですが、食べものといってもいろいろとあり、何にとっての食べものなのかという点に2つの言葉の意味に違いがあります。