この記事では、“stock”と“share”の違いを分かりやすく説明していきます。
「stock」とは?
“stock”には、4つの意味があります。
1つめは、植物の幹です。
植物の木質化した茎の部分を幹といいます。
樹木の場合は、地面から伸びている太い部分です。
幹から枝などが出てきます。
2つめの意味は、家系、系統です。
家系とは家のつながり、血統のことです。
たとえば、私の前には父と母がいて、父の前には私からすると祖父や祖母がいてなど、家のつながりのことを意味しています。
3つめの意味は在庫です。
原材料や製品などが企業に保有されていることや、商品が倉庫にあることを意味しています。
店で売られている商品は、最初から店に並べるのではなく、倉庫などにしまわれていたものを出してくることがあります。
このしまわれているものが在庫です。
4つめの意味は企業の資本金です。
「stock」の使い方
複数の意味がありますが、どれも根幹という点で意味が共通しています。
幹は植物の根幹、家系は家の根幹、在庫は商品取引の根幹、資本金は事業の根幹といえるでしょう。
幹、家系、系統、在庫、資本金など、根幹とつながりのある事柄のことを指して使用する言葉です。
「share」とは?
“share”の主な意味は4つあります。
1つめは、1つのものを2人以上で一緒に持つです。
荷物を一緒に持ってあげましょうということではなく、共有することを意味しています。
場所や物を共有することを意味する言葉です。
2つめは、利益などを互いに分けるです。
複数人で栽培したトウモロコシを収穫しました。
複数人で育てた場合、誰か一人だけがトウモロコシを手にするのではなく、育てた人みんなに行き渡るようにすることでしょう。
こういったことを互いに分け合うといいます。
3つめは、責任や費用などを平等に負担する、分担するです。
誰か一人だけが責任を負うようでは平等とはいいません。
等しく分けることを意味しています。
4つめは、経験や考えを分かち合うです。
ある情報を誰かが持っていたとします。
一人で持っていることは分かち合うではありません。
この情報を他の人にも伝えれば、分かち合うということができます。
「share」の使い方
ある物事を分かち合うことについて使用をします。
物を共有する、利益を分け合う、責任を分担する、考えを分かち合うなどをいいます。
独り占めすることではなく、誰かと一緒に持つこと、誰かに分けることについて使用する言葉です。
「stock」と「share」の違い
“stock”は、根幹を意味する言葉です。
植物の根幹、商品取引の根幹などです。
一方、“share”は分け合うことを意味しています。
共有する、分担するなどです。
共通する意味を持っていない言葉です。
まとめ
それぞれの言葉は、根幹、分け合うという意味を持っており、2つの意味は異なっています。