この記事では、“fill”と“full”の違いを分かりやすく解説していきます。
「fill」とは?
fillとは、そのまま音節を区切らずfillと発音する言葉です。
満たす、とか、いっぱいにする、或いは、溢れさせるという意味を持っています。
更に現在分詞はfilling、過去形はfilled、fillsで複数形や三人称単数現在形を表す事が可能です。
「fill」の使い方
fillはこの単語が持つ意味からでも推測出来る様に、コップ等の容器をいっぱいにしたり、満たすという意味を表したい時に用いられる事が多い言葉となっています。
他にもそういった意味合いから、座席や会場が満杯になるといったニュアンスでも使う事が可能です。
同様に満たすという意味合いから、満腹にさせるという意味でも用いる事が出来る上に、基本的には動詞として使用されています。
「full」とは?
fullとは、そのまま区切らずにfullと発声する言葉となっています。
いっぱいの、とか、満杯の、溢れる程の、といった意味を持っている言葉です。
ちなみに現在分詞はfullingで、fulledで過去形と過去分詞となり、fullsで複数形となっています。
「full」の使い方
fullはいっぱいのや満ちてる、という意味で使われる言葉です。
ただしこういった意味で使われる時には、基本的に形容詞として用いられています。
更にfull ofという組み合わせで、いっぱいでや満載で、といった意味を表す事も多いです。
他にも、最大限や限度いっぱいという意味を表す際にも、用いられる事が少なくありません。
「fill」と「full」の違い
fillとfullは、パッと見の綴りも似ているだけでなく、満たすとかいっぱい、といった似た様な意味合いを持っているのです。
そのためこの2つの違いが分からず、どの様に使い分ければ良いか分からない、という人は珍しくありません。
そんなfillとfullですが、fillは基本的にいっぱいにする、満たす、という形で動詞として使用されるのです。
一方のfullの方は、満ちている、といった形で形容詞として用いられています。
「fill」の例文
・『Fill the cup with water. 』
・『The seat was quickly filled』
「full」の例文
・『My mug is full of beer』
・『This venue is already full of people』
まとめ
fillとfullは綴りも、意味合いも似た所がある言葉同士です。
そのため混同されがちですが、2つの違いを見出すとすれば用途の仕方だったりします。
fillは基本的に動詞として使用するので、いっぱにするといった形で動きが強調されるのです。
一方のfullの方は形容詞として使用されるので、いっぱいの~といった意味を持つ事になります。
この様に動詞か形容詞かで考える事で、使い分けがし易くなるので覚えておくべきです。