この記事では、“flow”と“blow”の違いを分かりやすく説明していきます。
「flow」とは?
“flow”には、4つの意味があります。
1つめは、液体が滞ることなく、どこかにたまることなく流れることです。
水や川がよどみなく流れることをいいます。
川にゴミや枝などがたまっていると、その箇所で川の流れが滞ってしまいます。
このような状態ではなく、さらさらと流れていくことを意味しています。
川の水だけでなく、涙のような水が流れることもいいます。
2つめは、期待が滞ることなく、どこかにたまることなく流れることです。
窓を締め切っていて、換気扇を回すこともないと、室内の空気は滞ります。
このような状態のことではなく、空気やガスなどがさらさらと流れていくことを意味しています。
3つめは、交通などがすらすら滞りなく進むことです。
道路に車が少ないと、車はすらすらと進んでいくことができます。
このような状態を意味しています。
4つめは、感情や言葉などが外に流れて出ていくことです。
会話が弾んでいるとき、言葉がすらすらと外に出てきます。
このような状態を意味しています。
「flow」の使い方
水、川、気体、交通、感情、言葉などが、滞ることなくすらすら流れること、すらすら出ていくことを指して使用をします。
“flow”は動詞です。
「blow」とは?
“blow”には4つの意味があります。
1つめは、風が吹くです。
空気の流れがあることを意味しています。
たとえば、日本の場合は冬になると北から風が吹いてきますが、こういった状態を意味しています。
2つめは、風が吹き付けるです。
風が物にあたることを意味しています。
たとえば、風が気に当たって枝が揺れる、風がドアに当たってドアが閉まるなどは、風が吹き付けた結果ということができます。
3つめは、息を吹きかけるです。
寒いときに手を温めるために息を手に吹きかけたり、飲酒検査のために息を吹きかけたりすることを意味しています。
また、管楽器は息を吹くことで音が出る楽器です。
このことから、息を吹き込んで鳴らすという意味もあります。
4つめは、体や物を吹き飛ばすです。
強い風が吹くと体が飛ばされそうになったり、物が飛ばされたりします。
このような状態を意味しています。
「blow」の使い方
風が吹くこと、風が吹くことによる作用のことについて使用をします。
“blow”は動詞です。
「flow」と「blow」の違い
2つの言葉で似ている意味は、気体が流れることについてです。
“flow”の場合は、「滞りなく」気体が流れることを意味しています。
一方、“blow”の場合は、「滞りなく」という意味ではなく、風が「起こる」ことを意味しています。
まとめ
気体が流れることを意味する2つの言葉ですが、滞りなくという点に注目しているのか、風が起こることについて注目しているのかという点に違いがあります。