この記事では、“surround”と“around”の違いを分かりやすく説明していきます。
「surround」とは?
“surround”には、人や物を囲む、取り囲むという意味があります。
囲むとは、ある人や物の周りをぐるりと位置させて、ぐるりと位置させたものの内側の人や物が占める場所を限ることです。
牧場に行くと一定の範囲を柵がぐるりと位置されていることがあります。
この柵が内側の空間を囲んでいることになります。
取り囲むとは、周りを囲むことです。
寒い日になるとストーブを出すことでしょう。
あまりにも寒さが厳しいときには、ストーブの周りに人が集まってきます。
このときに、人々はストーブの周りにぐるりと位置する場所におり、ストーブをぐるりと囲んだ内側に入れています。
このような状態が取り込むです。
犯人を囲む場合は、包囲するという言い方になります。
“surround”はこういった動作を意味する言葉です。
これは動詞の意味ですが、名詞の意味もあり、名詞では取り囲むものという意味になります。
ある人や物などの周りをぐるりと位置しているもののことです。
たとえば、人間の周りには空気があり、温度や湿度、音などを感じることができます。
こういった周りの状態を環境といいます。
名詞の“surround”は、環境、周囲という意味にもなる言葉です。
「surround」の使い方
囲む、取り込むという意味で使用をします。
動詞として使用する場合は、囲んでいるものことを指しているのではなく、動作を指していることになります。
「around」とは?
“around”の主な意味は4つあります。
1つめは、物や場所の周囲にです。
ある物や場所の外側のまわりのことを指しています。
たとえば、家族で食事をするときには、食卓の周りを家族で取り囲みます。
この「食卓」というものの周りが周囲です。
この周りのことを指しています。
2つめは、ある場所の周囲を回ってです。
天体が一周することや、建物を回りこむことを意味しています。
建物を回り込む意味では、半周程度の場合でも“around”といいます。
3つめは、場所のあちこちを回ってです。
町のあちこちを歩き回る、世界のあちこちに場所から人が訪れるなどのあちこち回るを意味しています。
4つめは、数字や時間の周りにです。
7時の周りのことは、7時ごろといいます。
ある数字や時間の前後、ごろ、約という意味です。
「around」の使い方
回ってという意味で使用をします。
天体の周り、建物の周り、時間の周りなどのことをいいます。
「surround」と「around」の違い
ある人や物の周りという意味が似ている2つの言葉ですが、同じ意味なのではありません。
“surround”は囲むという意味で、ぐるりと位置することを意味しています。
一方、“around”は周囲を回る運動のことを意味しています。
まとめ
ある人や物の周りという意味が似ている2つの言葉ですが、ある人や物を囲むことなのか、ある人や物の周りを回る運動なのかという点に違いがあります。