この記事では、“create”と“make”の違いを分かりやすく説明していきます。
「create」とは?
“create”の主な意味は4つあります。
1つめは、神が宇宙や万物をつくる、自然が創造するです。
キリスト教では神が人間を作ったとしています。
このような人間の力ではつくり出せないものをつくり出すことをいいます。
人間の力ではないので、神や自然が創造するという意味になります。
2つめは、人が作り出すです。
頭で考えたり、心の中に思い描いたりしたものを作る、新しいものを作ることをいいます。
3つめは、人をある地位に就くように命じる、任命するです。
一般の社員を係長に任命しました。
これは、一般社員から係長を作るといった見方ができます。
4つめは、物や事が何かの原因になる、人が何かを引き起こすです。
ある人がきっかけで論争が起こりました。
これは、人が論争を作ったということができます。
「create」の使い方
何かを作るという意味で使用をします。
思考や創造によって作る、人を任命する、人が引き起こすなどをいいます。
「make」とは?
“make”の主な意味は3つあります。
1つめは作り出すです。
素材に手を加えて作り出すことをいいます。
夕食を作るときのことで考えてみます。
生肉はそのままでは食べられないので、切ったり、火を通したりして食べられる形にします。
これは、素材に手を加えて食べるものを作り出すということができます。
布をそのまま体にまとうのは難しいので、形を整えて縫って衣服にします。
これは、布という素材に手を加えて衣服を作るということができます。
2つめは変えるです。
素材を産物に変える、つまり加工するという意味や、人をスターなどに変える、つまり人を作りあげるという意味になります。
3つめは移動するです。
旅に移動する、パーティーに出席する、メンバーに加わる、戸口の方に移動するなどのことをいいます。
「make」の使い方
作る、変える、移動するという意味で使用をします。
作ることについては、特に素材に手を加えて作ることをいいます。
変えることについては、素材を変えることや人を変えることなどをいいます。
移動することについては、ある場所に向かって移動することをいいます。
「create」と「make」の違い
作るという意味が似ている2つの言葉ですが、同じ意味なのではありません。
“create”の場合は、特に創造的なことを意味しています。
思考や創造によって作ること、俳優が役の型を作ることなどです。
“make”の場合は広い意味で作ることで、特に素材に手を加えて作ることを意味しています。
ケーキを作る、ボートを作るなどです。
また、“make”には移動するという意味もありますが、この意味は“create”にはありません。
まとめ
作るという意味が似ている2つの言葉ですが、何を作るのか、どのように作るのかという点に違いがあります。