この記事では、“anger”と“angry”の違いを分かりやすく説明していきます。
「anger」とは?
“anger”には名詞と動詞の意味があります。
名詞の意味は怒り、立腹です。
大切にしている物を他人に壊されたときのことで考えてみます。
大切にしている品物は、絶対になくしたくないものです。
プレゼントされたものだと、その人がくれたということにも意味があるので、他の物で代えることはできません。
そういった物を壊されてしまったとき、腹を立てることでしょう。
感情が激しく動きます。
ときには、壊した人を怒鳴りつけることがあるでしょう。
このときの状態が怒り、立腹です。
動詞の意味は、怒らせる、怒るです。
怒らせるとは、他人を腹を立てた状態にすることをいいます。
たとえば、朝の忙しい時間帯に、子どもがテーブルに牛乳をこぼしてしまったとき、母親は怒ることでしょう。
母親側からしたら怒るですが、子ども側からしたら怒らせるになります。
「anger」の使い方
名詞として使用するときには数えられないものとして扱います。
動詞の意味では、“anger”の後に“at”をつけてその後に対象となるものをつなげると、~に怒るという意味になります。
「angry」とは?
“angry”の主な意味は3つあります。
1つめは怒った、怒っているです。
人が何かをしたことに対して怒っていることや、顔や言葉などが怒った状態であることを指しています。
たとえば、ある人の言葉に怒っている、食べようと思って買って冷蔵庫に入れておいたものを食べられてしまって怒っているなどをいいます。
顔のことで言うと、眉間にしわがよっているような状態を指しています。
怒ったといっても、かっとなる、イライラする、むっとするなど、程度がさまざまあります。
“angry”が意味しているのは、かっと怒った状態のことです。
2つめは怒ったように恐ろしいです。
勢力が強い台風がやってくると、激しく雨が降ったり、風が吹いたり、海が荒れたりします。
まるで怒っているようです。
こういった空や海の状態を指しています。
3つめは傷や腫れものが炎症を起こしているです。
炎症を起こした部位には、痛み、腫れ、赤み、熱感が見られます。
赤くなったり、熱を持ったりするのは、人が怒っているときの状態に似ています。
「angry」の使い方
“angry”は形容詞で他の語を修飾する形で使用をします。
腹を立てたという意味では、“angry at”や“angry about”の形で使用することがあります。
「anger」と「angry」の違い
どちらの言葉も腹が立った状態を指していて、似たような意味を持っていますが、品詞に違いがあります。
“anger”は名詞・動詞で、“angry”は形容詞です。
品詞が違うと使い方も違います。
まとめ
腹が立った状態を指している言葉で似たような意味を持っていますが、品詞が違います。