この記事では、“increase”と“rise”の違いを分かりやすく説明していきます。
「increase」とは?
“increase”の主な意味は2つです。
1つめは、増やす、増えるです。
数量、程度、範囲についていいます。
農業生産量で考えてみます。
農業生産量は数で表すことができます。
たとえば、去年は米が10トン収穫できて、今年は11トン収穫できた場合、去年に比べて今年の収穫量は多いといえます。
このことは、生産量が何%増加したと表すことができます。
数量や程度が多くなること、範囲が広くなることを意味している言葉です。
もう一つの意味は、繁殖する、月などが満ちるです。
繁殖とは増えることで、動植物の個体数が多くなることをいいます。
地球から見た月は、三日月の形のこともあれば、満月の形のこともあります。
三日月は欠けた状態で、欠けたところがなくなってくると満月になります。
欠けたところがなくなることが満ちるです。
「increase」の使い方
増える、増やすという意味で使用をします。
数量、程度、範囲についていいます。
たとえば、生産量、知識の量、給料、速度、重量などについて使用することが可能です。
動植物が増えることは、殖えるの漢字を使用しますが、“increase”は動植物の数が多くなることも意味しています。
「rise」とは?
“rise”の主な意味は4つあります。
1つめは、物が上がるです。
月や太陽が上がる、煙やしぶきが上がる、水位が上がる、鳥が舞い上がるなどをいいます。
2つめは、起き上がるです。
椅子から立ち上がる、眠っていた状態から起きる、つまり起床する、毛や髪が恐怖で起き上がる、つまり逆立つなどをいいます。
3つめは増加するです。
数量や程度が多くなる、風や嵐が強くなる、声や音が高まる、感情が高まるなどをいいます。
4つめは、生じるです。
物事が立ち現れる、風や問題が生じる、考えが浮かぶなどをいいます。
「rise」の使い方
物については上がる、体については起き上がる、数量については増加する、物事については目立つようになるという意味で使用をします。
「increase」と「rise」の違い
数量や程度が増加するの意味が似ています。
この意味ではほぼ同じことを指しており、生産量が増加する、給料が上がる、値が上がるなど、どちらの言葉でも表現できます。
しかし、範囲については“increase”を使用し、“rise”は使用しません。
“increase”は増える、増やすという意味合いの言葉で、“rise”は上がる、上がって目立つようになるという意味合いの言葉な点が違います。
増加するの意味以外の点が違う言葉です。
まとめ
増加するという意味はほぼ同じ言葉で、数量や程度が多くなることはどちらの言葉も使用できても、範囲が広くなることは“increase”で“rise”ではありません。