“Almost”と“usually”はポピュラーな英単語として知られていますが、意味や使い方が異なるため注意が必要です。
双方の用法を理解して、ふさわしいシーンで使えるようにしましょう。
この記事では、“Almost”と“usually”の違いを分かりやすく説明していきます。
「Almost」とは?
“Almost”は「ほとんど」「大方」「大半」といった意味があるほか、「もう少しで」「~しそうになる」「あとわずか」などの意味で使用されることもあります。
主に副詞として用いられ、名詞を除く品詞や文全体を修飾する役割があります。
「usually」とは?
“usually”は「通常」「普通は」「たいてい」「いつもは」といった意味を持ち、頻度を示す以外に一般論や通説としての「たいていは」「一般に」などの意味で使われることもあります。
“Almost”と同じく副詞に分類される英単語です。
「Almost」と「usually」の違い
“Almost”と“usually”の大きな違いは、「程度」を示すか「頻度」を示すかという点にあります。
“Almost”は、「ほとんど~だ」や「もう少しで~だった」など物事の程合いを表現する際に使用します。
一方“usually”は頻度を示し、8割ほどの割合で習慣的におこなっている物事を伝える際に使います。
なお、“Almost”を使って頻度を示したい際は、“Almost always”(ほぼ必ず)といった表現を用います。
次に、“Almost”と“usually”の違いを分かりやすく解説します。
「Almost」の例文
“Almost”は「ほとんど」「大半」「もう少しで」などの意味があり、何かの程度を表現する際に用います。
・“Almost all flowers died.”(ほとんど全ての花が枯れた)
・“I was almost late for school.”(私はほとんど学校に遅れるところだった)
・“It is almost eleven at night, I have to go to bed.”(あと少しで夜の11時だ、もう寝なければ)
「usually」の例文
“usually”は「通常」「いつも」「たいてい」などの意味があり、8割ほどの割合でおこなっている物事の頻度を示します。
・“I usually eat out on weekends.”(いつも週末は外食します)
・“My father usually goes to work by car.”(普段父は車で会社に行く)
・“She usually drinks 3 or 4 cups of coffee in a day.”(彼女は通常一日に3杯から4杯のコーヒーを飲む)
まとめ
“Almost”と“usually”の使い方に迷った場合は、「程度」を表すのか「頻度」を表すのかという点に着目しましょう。
両者の適切な使い方をマスターして、ライティングやリーディング、英会話のさらなるスキルアップを目指してください。