この記事では、“steal”と“rob”の違いを分かりやすく説明していきます。
「steal」とは?
“steal”には動詞と名詞の意味があります。
動詞の主な意味は4つです。
1つめは、盗む、盗み出すです。
他人に知られないように物をとって、自分のものにすることをいいます。
たとえば、電車内で隣に立っている人のポケットから、こっそりと財布を抜き取って、自分のものにしてしまうなどです。
2つめは、愛情や勝利などを巧みに手に入れるです。
キスを奪うなどのことを意味しています。
3つめは、人や物などをこっそり動かすです。
人に知られないように、ひそかに物を運んだり、置いたりすることを意味しています。
たとえば、殺人をして死体を運んでいるところは人に見られたくないです。
そのため、ひっそりと運ぶことが珍しくありません。
このようなひっそりとした動作を意味しています。
4つめは、野球で盗塁するです。
名詞の意味は、盗品、ただ同様のもの、掘り出しもの、盗塁です。
「steal」の使い方
動詞で盗む、盗み出すという意味で使われます。
「steal B from A」とすると、AからBを盗む、盗み出すという意味になります。
巧みに手に入れる、こっそり動かすという意味では、この形では使用しません。
名詞で使用するときは、数えられるものとして扱います。
「rob」とは?
“rob”には、盗む、奪うという意味があります。
盗むとは、たとえば銀行に押し込んでお金を要求し、無理にとって逃げ去ってしまうようなことをいいます。
奪うとは、他の人が持っているものを無理に取り上げることです。
“rob”は権利や能力などを奪うことを意味しています。
「rob」の使い方
盗む、奪うという動詞として使用をします。
盗むという意味では、人や場所から何かをとって、自分のものにすることをいいます。
使用するときの形は「rob A of B」です。
これでAからBを盗む、奪うという意味になります。
「steal」と「rob」の違い
どちらの言葉にも盗むという意味があります。
他人のものを取って、自分のものにすることを指しています。
違いは使い方です。
“steal”は「steal B from A」の形で使用をして、AからBを盗むという意味になります。
“rob”は「rob A of B」の形で使用をして、AからBを盗むという意味になります。
AとBの順番と、AとBの間に入る語が“from”なのか“of”なのかということが違います。
これらは動詞としての使い方ですが、“steal”には名詞の意味もあります。
名詞では盗品、盗塁、掘り出し物などの意味になります。
“rob”には名詞の意味はなく、動詞として使用をします。
まとめ
どちらの言葉にも盗むという意味があり、意味は同じですが、使い方に違いがあります。
また、動詞としてだけ使うのか、名詞の意味も持っているのかという点にも違いがあります。