近年「サバイバルゲーム」という遊びが広まっていますが、「サバイバル」という言葉は日本語の中でもよく見かける言葉です。
一方で、「サバイブする」とも言うように、似た意味の「サバイブ」という言葉を使う場面もあります。
この記事では、「サバイブ」と「サバイバル」の違いを分かりやすく説明していきます。
「サバイブ」とは?
英語では「survive」と書き、「生き残る、助かる、長生きする」という意味の動詞です。
人間の生死だけでなく、ビジネスや文化などについても使うことができます。
日本語で「サバイブする」と言う場合と比較しても、あまり感覚の違いはありません。
「サバイブ」の使い方
A. She can’t survive by herself. (彼女は1人では生き延びることができない)
B. My company couldn’t survive in business. (私の会社はビジネスの世界で生き延びることはできなかった)
Aの文は人が主語になる基本的な使い方で、Bの文は主語が人でない場合の例です。
また、「survive」は規則変化の動詞なので、過去形は「survived」、三人称単数現在形は「survives」となります。
「サバイバル」とは?
英語で表すと「survival」となり、「生き残ること、残存」という意味の名詞です。
基本的に不可算名詞ですが、「遺物」などの意味で使う場合は可算名詞となります。
また、「生存者」という意味では「survivor(サバイバー)」という名詞がよく使われます。
「survival」とは少し使い方が異なりますので、分けて覚えておきましょう。
「サバイバル」の使い方
A. He plays survival games. (彼はサバイバルゲームを楽しむ)
B. Our company aims for survival. (私たちの会社は生き残りを目指す) 日本語の「サバイバル」とほとんど同じ感覚で使うことができます。
また、A・Bの文はともに不可算名詞として使われています。
「サバイブ」と「サバイバル」の違い
「survive」は動詞であり、「survival」は名詞であるという点が最も大きな違いです。
動詞は主語の後ろに付き、名詞は主語や目的語になることができるように、品詞が異なると文中での使い方も全く異なります。
具体的には「生き残る」という動作を指す場合は「survive」、「生き残ること」という事柄を指す場合は「survival」を使います。
「生存者」という意味の「survivor」も一緒に押さえておきましょう。
まとめ
日本語でもよく見かける「survive」と「survival」の違いについて確認しました。
根幹の意味はほとんど同じですが、品詞が違うため使い方が違います。
「survive」は動詞、「survival」は名詞なので、しっかり使い分けてください。